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diving deeper ページ7
すげぇリアルな設定。
反省するためのバーチャルって感じではなさそうだ。
と思わせてやっぱバーチャルなのか？
どっちにしろ俺にどうしろと言うんだ。
昔の俺はこの場面、
翌朝見舞いに飛んで行った。
そのあとも見舞いにかこつけて何度かやり取りした。
でも。
残ってるのは苦い記憶。
近くに行っても近づけない。
それはコロナだからってことじゃなくて。
直接会えたとしても何も発展しない、
諦めがどんどん強くなっていく毎日だったからだ。
「ばーか。
やり直すなんてできるわけねぇだろ。くっそ。」
見舞いなんて無意味だ。
行かねぇよ。
すでに学習済み。
一生引きずる程の苦い思いは
二度と味わいたくない。
「行かないの？」
「わーーーっ！
びっくりしたーー！！何何何？？？」
耳元で囁かれて振り向いた先には
「天使？」
丸々した赤ちゃんみたいなやつが三体
羽根をパタパタさせて宙に浮かんでやがる。
「行きなよ。」
紫色の服を着たやつがそう言うと
「行った方がいいよ。」
黄色い服を着たやつもそう言う。
青色の服を着たやつはうんうんと頷いてる。
って！
顔をよく見れば
AMNOSのメンバーじゃねぇか！
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作者名：わか
| 作成日時：2022年9月30日 9時
