diving deeper ページ6
「明日は新年一発目のニュースseroですね。」
「ん？ああ。」
そうなのか。
ってことは今日は日曜日。
俺は長年毎週月曜日に
ニュースキャスターをやってたんだ。
「何？スケジュールの確認？」
「いえ、実は相葉さんが熱を出しまして。」
「えっ！」
「驚きますよね。
さっきまで生放送に出演されてたのに。」
「あ、ああ。」
生放送？
「ご存知と思いますが相葉さん、
明日も対決魂の2本撮りの予定でしたが
それはたった今
二宮さんに代打を引き受けていただいたところです。」
「ニノに？」
ああ・・。
なんか思い出して来た。
新年早々雅紀が熱を出したんだっけ。
「翔さんは
seroがあるのでお声をかけなかったのですが
相葉さん、
もしかしたらコロナかもしれないので
仲のいい翔さんには
至急お知らせした方がいいかと思いまして。」
「ん？会うなってこと？」
そういえば毎年のように正月休みも
二人でメシを食ったり演奏の練習をしてたもんな。
「まあ、それもありますけど
翔さんはどこか具合が悪いところはありませんか？
明日は仕事始めですが
少しでも異変を感じたらお休みしなければなりませんので。」
「ああ、そういうこと？
いや、今は超絶絶好調。」
若返った体は軽くて最高だ。
「ふふ。超絶絶好調ですか。
それは良かった。
ではその調子で明日を迎えられるよう
ゆっくりお休みになってください。
遅い時間に申し訳ありませんでした。
失礼いたします。」
「・・・・・。」
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作者名：わか
| 作成日時：2022年9月30日 9時
