D・A 中原中也の場合 其ノ壱 ページ11
「澁澤龍彦だな。中々派手に遣ってくれるじゃあねェか、ェえ！？」
……辺りが濃霧に包まれた頃に起きちまった。畜生！！遅かったな…
奴の異能の怖さを知っているのは俺と太宰だけだ。ウチの構成員共は大丈夫なのか？
ポートマフィアビルの廊下を歩いていると下駄の音が足早に通り過ぎて行った。
電気は止まってるから暗闇だが此組織で下駄を履いてる奴は一人しか居ねェ
「おい梶井！！」
十メートル先でカラン、と下駄の音が止まる。
梶井「……人が居ないと思ったら居たんですね。何ですか？中原さん」
「……生きて帰って来いよ。手前ェの異能力と頭脳はゲリラで役立つからな」
梶井「うはは、解ってますって。ではまた会いましょう！」
武者震いの高笑いか、普通に笑ってんのか相変わらず見当がつか無ェ奴……
俺は仕方無く外に出た。そうでもしなきゃ如何にもならないって事自体知っているからだ
ズドンッ！！ババババッ！！ギィンッ！！
遠巻きに聞こえる異能力者達の戦いの音。
「音はすれども姿は見えずってヤツか……さて、」
ズドオオオンッ！！
巻き上がる砂煙、異常な迄にへこんだコンクリート。額にはギラギラと紅い宝石が一つ光っている。
俺とそっくりな其奴は宝石同様爛々と目を光らせ、
「先ずは手前ェの額に引っ付いてる趣味悪ぃ宝石を打ち割ってからだな……」
俺の異能が、重力を纏って降ってきた。
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さくら(プロフ) - いそりはさん» ありがとうございます！！カッコイイ、でも本編では出てない文豪が皆さんに伝われ！！と思いながら書いたので嬉しいです！ 中也さんは本編では自分の異能を倒すシーンが無かったので書いた次第です。 (2019年5月15日 22時) (
レス) id: 1cedb7d748 (このIDを非表示/違反報告)
いそりは - 皆かっこよすぎです！！応援してます！これからも頑張ってください！ (2019年5月15日 15時) (レス) id: 3b442998a8 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 沙月さん» コメントありがとうございます！中也さんはマフィアだし思い切りが良い、そんな男だと思いながら書きました！ (2019年3月11日 19時) (レス) id: 1cedb7d748 (このIDを非表示/違反報告)
沙月(プロフ) - 中也さん…命知らず… (2019年3月11日 16時) (レス) id: b7d8d46a43 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - カゲロウ(酸性)さん» ありがとうございます！紅葉の姉様とモンゴメリは一度組ませてみたかったタッグ＆かなり試行錯誤したので凄く嬉しいです！ (2019年1月20日 16時) (レス) id: 62ed111f9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2018年3月18日 23時
