２ ご機嫌 ページ3
_昼休み_
「なんか…ご機嫌過ぎてうざいんですけどぉ？」
「あ、瀬名〜♪やっぱわかる？」
「……」
昼休み、ガーデンテラスで鉢合わせした泉は、奇妙なものでも見るような目でAを見ていた。
「それで？何かあったわけ？」
「ふふ、女の子が転校してきたんだよ」
いつまでもにやけながらAは言った。
(ああ、それでご機嫌なわけね、ふぅん…)
要するに、久々に女子と関わる事が出来るから喜んでるわけだ。
しかし、泉は何故かその事が気に食わなかった。
「はぁ〜あ、これでやっとあんたのプロデュース受けなくて済むな〜」
いつものように憎まれ口を叩く泉。
「よかったじゃん」
しかし、返ってきたのはいつもの言葉ではなかった。
いつもなら、「言ってればー？」とか、「もう絶対プロデュースしてやんない！」とか言うはずなのだが。
(なんなの？女の転校生が来たら、俺なんてどうだっていいわけ？)
これは、俗に言う『嫉妬』、というやつだろうか。
しかし、泉とAは付き合ってもないし、幼なじみとかでもない。
ましてや、相手は女の転校生。嫉妬などするわけがない。
そもそも、男勝りな性格のAのことを女として意識したことがない。
だから、嫉妬なんて絶対にありえない。
(俺が嫉妬するのは、ゆうくんだけ…)
なのに。
何故こんなにもモヤモヤするのだろうか。
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水猫桜(プロフ) - ほたるさん» コメントありがとうございます！瀬名さんのツンデレ具合を上手く表現出来るよう頑張ったので、可愛いと言っていただけてとても嬉しいです！初のあんスタ作品ですが、楽しんでいただけたなら幸いです(*^^*) (2017年8月25日 17時) (
レス) id: 1dfbcfc948 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる - 瀬名さん！！！可愛すぎかよ！！！完結おめでとうございます！！！ (2017年8月25日 16時) (レス) id: 836cda0430 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水猫桜 | 作成日時：2016年9月19日 13時
