１７ 刹那の告白 ページ18
しばらくすると、練習室に転校生がやってきた。
「こんにちは、A先輩」
転校生がにこやかにAに挨拶をする。
(…そうだよな。男みたいな私よりも、女の子らしいあんずのがいいよな…)
「あ、あの…先輩…？」
「あ、うん。こんにちは。どう？最近！瀬名にいじめられてないか〜？」
Aはムリにでも明るく振る舞う。
「そんな事するわけないでしょ」
「何かあったら言ってねぇ？私がすぐに通報してやるから！」
「シカト？いい度胸してるね？」
「じゃあね、二人とも！私これからプロデュース入ってるから」
「あっ、おい待てよAっ！」
「……」
部屋を出たAをレオが追う。泉はそれを無言で見ていた。
「なぁ、待てって！」
レオが咄嗟にAの手を掴む。
「離せよ…仁兎が待ってる…」
「俺のプロデュースは！？」
「あんずがいるだろ」
「俺はお前に頼んだ！」
「なんでっ…」
刹那、Aはレオの腕の中にいた。
「離せ…」
「いや」
「離してよ！」
Aは必死にレオの腕の中でもがいた。
「もう無理だ、見てられない」
レオが言う。何の事だろう？
「何を…っ」
「お前のその辛そうな顔」
「意味わかんない！離せって！」
「俺、Aの事好きだ」
ついに、我慢ならなくなってしまい、レオは吐き出すように言った。
レオの言葉にAの動きが止まった。
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水猫桜(プロフ) - ほたるさん» コメントありがとうございます！瀬名さんのツンデレ具合を上手く表現出来るよう頑張ったので、可愛いと言っていただけてとても嬉しいです！初のあんスタ作品ですが、楽しんでいただけたなら幸いです(*^^*) (2017年8月25日 17時) (
レス) id: 1dfbcfc948 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる - 瀬名さん！！！可愛すぎかよ！！！完結おめでとうございます！！！ (2017年8月25日 16時) (レス) id: 836cda0430 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水猫桜 | 作成日時：2016年9月19日 13時
