保健室には天使がいる【REBORN】 (ページ13)

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12話ページ13

Aside

あれからどれくらい経っただろうか

どうやらここを使う人は居ないらしくあれ以来誰にも会っていない

はじめのうちは音や光の具合で状況は何となく分かっていたが、最近では疲労からかあまり集中できず音も聞き取れない

彼は沢田くんを乗っ取るとか言っていたけど大丈夫かな？

山本くん……そろそろ秋の大会だから大怪我してないといいな

獄寺くんはきっと沢田くんの為に無茶しちゃうだろうな

沢田くん………きっと負けないよね？だって皆のボスだもん

信じよう、沢田くんを

きっとあの人を倒して助けてくれる

「小夜！！！」

焦ったような安心したような声だ

沢田くん、この声は絶対沢田くんの声だ

「待ってて、今取ってあげるから」

そういうと沢田くんは私の目隠しやガムテープを急いで外してくれた

「沢田くん………」

「ごめん！オレ君を………」
「助けてくれてありがとう」

そのままポスっと彼に倒れ込んだ

「腕と足のも今外すよ、小夜？」

「眠っちまったみてーだな」

「ずっとここにいたのかな」

「恐らくな、ツナに会って気が抜けたんだろ」

「いっ、いってててててててて！！」

「Aが起きるぞ」

「そんな事言ったって身体中が…筋肉痛！？」

「小言弾のバトルモードはすさまじく体を酷使するから負担が痛みになって帰ってきたんだ」

「いでー！！！助けて小夜！！！」