大きな物音 ページ7
今、私はお部屋を絶賛片付け中です。←
実は昨日、社長に報告をしに行ったところパートナーと連絡が取りやすいように
「Mr.美風の隣の部屋に引っ越して下サーイ!!よろしく頼みマース!!」
と言われたからです。
急だったので困りましたが、何とか昨日のうちに荷物をまとめ、今日新しい部屋に運び込んでいるところです。
A:うう…重い…。
抱えている段ボールが重くてフラフラしながら移動していると…
ついつい手が滑ってしまい段ボールが落ちそうになり私はバランスを崩した。
A:っ!!
こける。そう思って目をつぶった。
……痛くない?
そっと目を開けると私の後ろから誰かが支えてくれているようで、自分の手と重なったもう一つの手が見えた。
藍:はぁ、まったく…何やってるの?
私の耳元から声が…美風先輩の声が聞こえた。
A:えっ!?美風先輩!?
頭だけを動かして自分のすぐ後ろをみると少し上に美風先輩の呆れたような顔があった。
…ここでやっと気づいた。今の自分の状況に。
つい顔が赤くなってしまった。
なぜかというと、後ろから支えられているために…
美風先輩に抱きかかえられているような状況になっている。
思考が止まり、顔が赤いまま固まっていると
美風先輩が私の手から段ボールをヒョイッと取り上げて傍にあった机に置く。
やっと頭が回転しはじめた私は戸惑いつつ美風先輩に疑問をぶつけた。
A:あ、あの…美風先輩はどうしてここに?
すると先輩は怪訝そうな顔をした。
藍:あのさぁ、自分の隣の部屋から何度も大きな物音がしたら、誰だって様子を見に来ると思うんだけど。
そう、実は美風先輩が助けてくれる前に何度か段ボールを落としてしまっていた。
A:ああっすいません!隣まで聞こえていたんですね…。
私はとっさに謝る。
藍:しっかり聞こえてたんだけど。
A:すいません…。
本当に申し訳ないです。
うつむいた私を美風先輩はジッと見ると、机に置いた段ボールを再び持ち上げてこう言った。
藍:コレ、どこに運ぶの?ボクが運ぶから。
A:えっいえっ!大丈夫です!美風先輩に申し訳な…
藍:どこが大丈夫なの?実際こけるところだったでしょ。大体、隣の部屋から大きな物音がしたら作業に集中できない。
A:うっ…。じゃあ、お願いします…。
美風先輩が手伝ってくださったので、引っ越しはスムーズに進んだ。
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美風藍 - とても「キュンキュン」しました(≧∇≦)続きが楽しみで (2015年2月10日 0時) (レス) id: d1981d3c2a (このIDを非表示/違反報告)
佐久間照美♯佐久美(プロフ) - モカさん» お待たせーしましたーほーしを夜空へー((ごめんなさい。ふざけました。本当にお待たせしました!! (2014年7月28日 10時) (レス) id: 0858bc9946 (このIDを非表示/違反報告)
モカ - あの…続き……待ってます、ね?(^^;) (2014年7月10日 23時) (レス) id: 12df83e083 (このIDを非表示/違反報告)
佐久間照美♯佐久美(プロフ) - モカさん» そうですね(笑)翔ちゃんだとシリアスが…壊れますね(笑)でも、それが翔ちゃんです!!頑張りますっ(^^)!! (2014年6月22日 20時) (レス) id: 0858bc9946 (このIDを非表示/違反報告)
モカ - 翔ちゃんの反応wwアイドルというより、バライティですよね!カワイイすぎるよぉ(^q^)オゥフ更新頑張ってください!! (2014年6月22日 6時) (レス) id: ba09b8b0f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:佐久間照美♯佐久美 | 作成日時:2013年12月26日 11時