【美風藍】ボクのパートナー

寄り添うー翔side− ページ33

Aの衝撃発言に思わず取り乱してしまった。




我ながら情けない。






こんなことで取り乱していたら男が廃るぜ…。



取りあえず落ち着いて一度深呼吸をした。








翔：それで返事―――……






俺は口をついて出そうになった言葉を寸前で飲み込んだ。





「それで返事はどうだった？」そんな言葉が言えるわけがない。



よく考えてみろ。Aは雨の中で泣いていたんだ。





藍がどんな返事をしたかなんて…すぐわかる。






Aは泣いてはいないけど…今にも泣いてしまいそうだった。




たった一雫落としただけで、いくらか溢れ出してしまうような…



表面張力で何とか保っている、今にもこぼれそうなコップの水。




Aは今、そんな状態だ。








…それなら、コップを傾けて水をこぼせばいい。




全て水をなくす必要はない。ある程度、余裕が出来ればいい。




張り詰めた状態は辛いから…


溢れ出させてしまえばいい。



俺が余裕をつくってやればいい。







俺はソファーにうずくまっているAの隣に寄り添うように座った。




静かな部屋にソファーが軋む音が響いた。









A：……翔…君…？






不思議そうに少しだけ顔をあげたAに微笑む。









そして俺はAを抱きしめた。









雪に触れるようにそっと優しく抱きしめた。








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翔ちゃん…(´・ω・｀)可愛い。
でも翔ちゃんオチではないです(笑)

今年度、受験生です。
うん、でも更新頑張ります。←

…もう少しで藍ちゃんのCDの発売日ですね！！
非常に楽しみです(*´艸｀*)ﾜｱｱｱｱｱｲ!!!!!!
一日千秋…。←
国語の授業に出てきたので使ってみました(笑)
私の場合は、一日億秋くらいかな……。←

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