雨の音ー藍side− ページ28
A：雨…まだ降ってますね。
朝食を食べ終えたAが、ぽつりと呟いた。
窓の方に目を向けると、雨水の雫が窓ガラスを伝って落ちていく。
藍：そうだね…しばらくは、止みそうにないかな。
雨の様子をみるため、窓を開けた。
すると思いのほか、風が強く、雨が吹き込んできた。
藍：っ………濡れちゃった…。
窓を閉めて、Aの方を向くと、なぜか急に顔を背けられてしまった。
藍：………A？
呼びかけても返事がない。
ただソファーに座っているだけだ。
藍：ねえってば……A？
ソファーに近づくと、Aの耳が赤くなっているのが分かる。
藍：………。
……なにこれ。ボク、なんかしたっけ……意味わからない…。
ため息をついてから、Aの隣に腰を下ろす。
Aの方に手を伸ばして、強制的に身体ごとこっちを向かせた。
A：っ……！！
突然の出来事に驚いたのか、Aはボクから逃げようとする。
でも、逃がさない。
Aの両頬に手をあて、瞳を覗き込むようにして問う。
藍：何で顔、背けるの？何で返事しないの？言ってくれないと分からないよ？
A：…っ…い、いえ…別に何も……。
Aは明確な答えを出さずに、身をよじって再びボクから逃げ出そうとした。
藍：こら、ちゃんと答えて。
腕を掴んで引き寄せると、Aは抵抗しなくなった。
どうやらボクから逃げることを断念したらしい。
藍：……で？
急かすように問うと、やっとAの口が開かれた。
A：……美風先輩。
藍：……何？
外からはまだ雨の音が聞こえている。
A：私……
雨の音が静かな部屋に響き渡っている。
A：美風先輩が………
部屋には雨の音だけが響き渡っている。
A：……好きです。
雨の音がさっきよりも、もっと大きくなった気がした。
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美風藍 - とても「キュンキュン」しました（≧∇≦）続きが楽しみで (2015年2月10日 0時) (
レス) id: d1981d3c2a (このIDを非表示/違反報告)
佐久間照美♯佐久美(プロフ) - モカさん» お待たせーしましたーほーしを夜空へー((ごめんなさい。ふざけました。本当にお待たせしました！！ (2014年7月28日 10時) (レス) id: 0858bc9946 (このIDを非表示/違反報告)
モカ - あの…続き……待ってます、ね？(^^;) (2014年7月10日 23時) (レス) id: 12df83e083 (このIDを非表示/違反報告)
佐久間照美♯佐久美(プロフ) - モカさん» そうですね（笑）翔ちゃんだとシリアスが…壊れますね（笑）でも、それが翔ちゃんです！！頑張りますっ（＾＾）！！ (2014年6月22日 20時) (レス) id: 0858bc9946 (このIDを非表示/違反報告)
モカ - 翔ちゃんの反応wwアイドルというより、バライティですよね！カワイイすぎるよぉ(^q^)ｵｩﾌ更新頑張ってください！！ (2014年6月22日 6時) (レス) id: ba09b8b0f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐久間照美♯佐久美 | 作成日時：2013年12月26日 11時
