小悪魔 ページ26
ぼんやりと目を開けると、見慣れない天井が目に入った。
…？あれ、ここ…どこだっけ…？
目覚めたばかりの脳は、まだぼーっとしている。
ふと横から伝わってくる暖かさに気が付いて、目を向けると…
私の視線より少し上に美風先輩の寝顔がみえた。
A：―――――っ！？
声にならない驚きの悲鳴をあげ、反射的に後ろに身を反らそうと試みたが
それは叶うはずもなかった。
何故なら、私は美風先輩の腕の中に閉じ込められていたからである。
えっ、なにこれ！？な、なんで！？
瞬間的に眠気が吹き飛び、ひどく体温が上昇したのがわかった。
さらに追い打ちをかけるかの様に、先輩の抱きしめる腕の力が強まり、
先輩の胸板に顔を押し付けた状態になってしまった。
A：――――――――っっ！！？？
本日、既に二度目となる声にならない悲鳴をあげた。
息が苦しくなるほど強く抱きしめられているせいで、
美風先輩の匂いがダイレクトに伝わってくる。
ついでに耳元で美風先輩の寝息も聞こえる。
遂に私の脳は、ほぼ使用不可能な状態に陥ってしまった。
A：っ…先…輩…お、起き…て…く、下さ…い…
力を振り絞り、わずかながらも声を発する。
藍：ん………？…あ、…………A、おはよう。
美風先輩の腕がやっと緩んでくれた。
私は大きく息を吸いながら乱れた呼吸を整える。
もう、「おはよう」とか、あいさつどころではない。
A：…はぁ…はぁ…
藍：え、何…どうしたの…？顔、真っ赤…。
私の両頬に先輩の手が添えられ、不思議そうな表情をした先輩の顔が近づいてくる。
驚いて、目をぎゅっとつぶった。
こつん、とおでこがぶつかる。
A：……？
恐る恐る目を開けると先輩の綺麗な瞳が間近に見えた。
藍：うん、熱は…ないね。…じゃあ、何で顔が赤いの？
美風先輩がこの状態のままで問いかけてきた。
私は、ぼそっと呟く。
A：…先輩のせいですよ…。
私の前で、悪びれた表情ひとつせず、首をかしげているこの先輩は…
本当に小悪魔かもしれない。
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美風藍 - とても「キュンキュン」しました（≧∇≦）続きが楽しみで (2015年2月10日 0時) (
レス) id: d1981d3c2a (このIDを非表示/違反報告)
佐久間照美♯佐久美(プロフ) - モカさん» お待たせーしましたーほーしを夜空へー((ごめんなさい。ふざけました。本当にお待たせしました！！ (2014年7月28日 10時) (レス) id: 0858bc9946 (このIDを非表示/違反報告)
モカ - あの…続き……待ってます、ね？(^^;) (2014年7月10日 23時) (レス) id: 12df83e083 (このIDを非表示/違反報告)
佐久間照美♯佐久美(プロフ) - モカさん» そうですね（笑）翔ちゃんだとシリアスが…壊れますね（笑）でも、それが翔ちゃんです！！頑張りますっ（＾＾）！！ (2014年6月22日 20時) (レス) id: 0858bc9946 (このIDを非表示/違反報告)
モカ - 翔ちゃんの反応wwアイドルというより、バライティですよね！カワイイすぎるよぉ(^q^)ｵｩﾌ更新頑張ってください！！ (2014年6月22日 6時) (レス) id: ba09b8b0f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐久間照美♯佐久美 | 作成日時：2013年12月26日 11時
