ドライヤー ページ23
リビングに行くと、パソコンの前にあるイスに、なぜか膝を抱えて座っている美風先輩がいた。
…変わった座り方だなー、と眺めていると、こちらに気が付いた美風先輩が顔をあげた。
藍：あ…お風呂、あがったんだ…。
A：は、はい。…あの、ドライヤーをお借りしてもいいですか？
美風先輩は少し不思議そうな顔をして、首をかしげた。
…私、何か変なこと言ったかな…？
藍：…ドライヤー…？ああ、そうか…入浴後は髪を乾かす必要があるのか。
A：…？あの、先輩？どこにありますか？
藍：…ちょっと待ってて。…持ってくる。
美風先輩は、そう言って別の部屋に行き、すぐにドライヤーを持って帰ってきた。
しかも新品にみえるドライヤーを。
…そこは突っ込んでもいいのかな？それとも突っ込まない方がいいのかな？
そんなことを考えていると、美風先輩はコンセントをさし、
ドライヤーを片手にソファーに座り、「よし。」と呟いた。
そして自分の足と足の間の空いているスペースをポンポン、と軽く叩きながらこう言ってきた。
藍：A、おいで…。ボクが乾かしてあげる。
……え？
今、何て言ったの？
…お、おいで…？乾かしてあげる…？
A：ええっ！？わ、わた、私はっ、自分で！！…だ、大丈夫で――…
藍：いいから、おいで？ちょっとボクも…データ取りたいし。…ね？
ぎゅっと手を掴まれ、ぐいっと引っ張られる。
…ああ、これは従わざるを得ない感じかな。
数秒後、私は美風先輩の前に座らされ、さらに髪を乾かされ始めていた。
恥ずかしい…。本当に恥ずかしい。
後ろから伝わってくるあたたかい美風先輩の体温にすごくドキドキする。
さらに美風先輩の指が髪に何度も差し込まれては絡められる。
恥ずかしいし、美風先輩の指がたまに耳や首筋にわずかに触れて、くすぐってくる。
A：んっ…先輩っ…くすぐったいです…。
恥ずかし紛れに美風先輩に訴えてみる。
藍：我慢して。…もう少しで終わるから。
我慢を強いらされてしまった…。
…でも、何だか…あたたかい。
少し恥ずかしいけど、後ろから伝わってくる美風先輩の体温も
あたたかいドライヤーの風も
恥ずかしくて上昇した自分の体温も
耳元で聞こえてくる美風先輩の吐息も
全部、あたたかくて…気持ちいいし…安心…できる。
だから、じわじわとやってきていた眠気に襲われてしまった。
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美風藍 - とても「キュンキュン」しました（≧∇≦）続きが楽しみで (2015年2月10日 0時) (
レス) id: d1981d3c2a (このIDを非表示/違反報告)
佐久間照美♯佐久美(プロフ) - モカさん» お待たせーしましたーほーしを夜空へー((ごめんなさい。ふざけました。本当にお待たせしました！！ (2014年7月28日 10時) (レス) id: 0858bc9946 (このIDを非表示/違反報告)
モカ - あの…続き……待ってます、ね？(^^;) (2014年7月10日 23時) (レス) id: 12df83e083 (このIDを非表示/違反報告)
佐久間照美♯佐久美(プロフ) - モカさん» そうですね（笑）翔ちゃんだとシリアスが…壊れますね（笑）でも、それが翔ちゃんです！！頑張りますっ（＾＾）！！ (2014年6月22日 20時) (レス) id: 0858bc9946 (このIDを非表示/違反報告)
モカ - 翔ちゃんの反応wwアイドルというより、バライティですよね！カワイイすぎるよぉ(^q^)ｵｩﾌ更新頑張ってください！！ (2014年6月22日 6時) (レス) id: ba09b8b0f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐久間照美♯佐久美 | 作成日時：2013年12月26日 11時
