【美風藍】ボクのパートナー

逆効果ー藍side− ページ18

那月：皆、本当に可愛いなぁ〜！！





那月の抱きしめる力がさらに強くなった。






…いい加減、辛いんだけど。







Aはボクが抱えているからまだマシだと思うけれど…





翔に関しては白目をむきかけている。





翔：那月…ギ、ギブ。いやゴホッ…マジで…ゴホッゴホッ…しぬ…







ちなみにAはというと、抱えているせいで顔までは見えないけれど、耳が赤くなっている。




おそらく顔も真っ赤にして固まっているのだろう。







…いや、まずはショウを助けないと。



それにボク自身もかなりキツい。







藍：ナツキ…いい加減にして。ここはスタジオなんだから…っ…迷惑に…なるでしょ…っ！！




那月：は〜い…。





瞬間、体にかかっていた圧力が急になくなり、楽になる。







藍：はぁ…、A、大丈夫？




A：は、はい…私は何とか。でも、翔君が…





Aが床に倒れこんでいる翔に心配そうな目をむける。








藍：…大丈夫。ショウはいつも「男気全開！！」とか言ってるし。




翔：あのな…藍。お前、ちょっとは…俺のことも心配しろよ…。




翔は弱弱しく反論をする。





那月：翔ちゃん、大丈夫？僕が背中をさすってあげようか？




翔：逆効果だよっっ！！つーか、お前のせいだっつーの！！









その日、スタジオには翔の叫びが響いた。






…もちろん、撮影が終わった後にショウにはみっちりと礼儀を叩き込んであげたけどね。

雨→←ぎゅ〜！！ー藍side−

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