ヨコハマに住む、”時の番人”【文スト】 (ページ1)

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第一話ページ1

この世界には、様々な未来が…可能性が満ちている。

たった一人の、たった一度の決断で

この世界の運命が大きく変わることもある。

それぐらい、この世界の運命とは簡単に決まるのだ。

＿＿街中

国木田「どこだぁぁぁぁぁぁぁっ！！！」

街中で叫び、走り回る一人の男。

彼こそは、武装探偵社所属、国木田独歩である。

国木田「あの唐変木…いったいどこに…？」

何やら街中…交差点当たりが騒がしく…

国木田「何かあったんですか？」

女性「さっきあのトラックが暴走して…女性が一人もろに轢かれて…」

国木田「なっ…救急車は…」

女性「それが…すぐに起き上がって歩いて行ってしまって…」

国木田「は…？」

トラックには見ただけでわかる、激しい事故の後があった。

国木田「どういうことだ…」

なんとなく胸騒ぎがして、すぐに目撃者の証言をもとに追いかけた。

＿＿＿

証言通りに向かうと、そこには白いワンピースに裸足で歩き続ける少女

事故にあったとは思えないぐらい、傷一つなかった。

国木田「証言に一致するが…そこのお前」

そう呼びかけるが、反応がないどころか歩き続けている。

国木田「おい…！」

肩をつかみ、呼び止めた。

その女性は…とても綺麗な顔立ちだった。