十六夜の巫女 ２

$50$ ページ22

猛スピードで走る入江さんの背中を目で追っていると

｢Aちゃん!?｣

｢奈々s｢良かったわ〜｣あの…｣

奈々さんは本当にほっとした様に笑っている

｢リボーン君がもうAちゃんが帰って来ないかもしれないって言ってたから心配したのよ｣

あっ…

だからディーノさんにも事情を更に私のケータイに発信器が…

｢ご心配をおかけしました
急用が入ってしまったものですから｣

｢いいのよ、Aちゃんが帰ってきて良かったわ｣

｢あの…もし良ければ夕飯作らせてくださいませんか？｣

御詫びに

｢まぁ、嬉しいわ
そうだわ！
獄寺君と山本君も呼びましょう2人も凄く心配してたのよ｣

奈々さんは上機嫌で
私の腕を引いて家に入った
そしてそのまま電話をかけた

｢十六夜さん！｣

沢田さんが慌てた様に階段をかけ下りた

｢Aだもんね！｣

リビングに居たであろう
ランボさんが抱きついてきた

｢帰ったか、A｣

｢お帰りなさい、A｣

ビアンキさんに抱き上げられた
リボーンさん

……
皆さんが安心した笑顔で
歓迎して下っている
こんなに温かい…

元の世界に早く帰らなければ
戻る事をもっと拒んでしまう…

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