230.花火 ページ3
沖田side
Aと夏夜ちゃんが話しているのを見てふと思ったことがあった。Aが母親になったらこんな感じなのかなと。
どうやらAも同じようなことを考えていたらしい。まさかAも同じことを考えているとは思わなくて嬉しかった。
Aはというと隣でパリパリとりんご飴を食べている。人が食べているのを見ていると食べたくなってくるともんでさァ。
沖田「A、一口くだせェ。」
A「いいけど、総悟あんまり甘ったるいの食べないのに珍しいね。」
はいっと差し出されるりんご飴。Aが食べていたのとは反対側のほうだった。
俺はAの手を掴んで一口かじる。もちろん今までAが食べていた方を。
A「?!」
沖田「甘ェ。」
りんごと飴の甘みが口の中に広がる。Aはなんだかムッとしている。
A「総悟。」
沖田「なんでっ、」
ヒュゥ〜....ドォォン!
花火と同時にAの手が顔に添えられチュッと優しくキスをされた。仕返しのつもりなのか満足げだ。
A「わぁ、花火綺麗!ね、総悟。」
沖田「...ずりィ」
A「?ごめん、花火の音で聞こえなかった。」
沖田「何でもありやせん。」
A「?そういえば夏夜ちゃんと何話してたの?」
沖田「秘密でさァ。」
A「え〜、そう言われると気になるじゃん。」
沖田「それよりAはキスの練習をしたほうがいいわじゃねーの。」
A「もーヘタで悪かったわね。」
沖田「そういうところも可愛いんだけどねィ。」
このあとはキスの練習と称して花火そっちのけでいちゃつきだしたのだった。
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千穂(プロフ) - 夜月百合さん» 応援ありがとうございます!これからも面白いお話を書いていけるように頑張ります。お楽しみに! (2020年10月28日 23時) (レス) id: 11db0d2403 (このIDを非表示/違反報告)
夜月百合 - こんにちは!コメント失礼いたします。作品名に惹かれて最初からあっという間に読んでしまいました!内容の面白さだけでなく夢主が可愛くてファンになってしまいました!お体に気をつけて無理せず更新頑張ってください!長文失礼いたしました。 (2020年10月28日 12時) (レス) id: 6f08a16e98 (このIDを非表示/違反報告)
千穂(プロフ) - めんたいこさん» めちゃんこ嬉しいです、ありがとう!!こういうコメもらえると俄然やる気が出ます(笑)これからも頑張るね! (2020年10月5日 23時) (レス) id: 11db0d2403 (このIDを非表示/違反報告)
めんたいこ - 最初のシリーズからファンです!本当に面白いしキュンとしてます!忙しい中更新して下さったお話とっても面白いです!これからも頑張ってください (2020年10月5日 12時) (レス) id: b968dac3fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千穂 | 作成日時:2020年9月6日 21時