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「 調子は .. どうだい ? 」




部屋の中に入り 、 襖を閉めると

私の座っている布団から少し離れたところに座ったのは

歌仙兼定 と 燭台切光忠 。




そういえばうちの本丸でも昔はよく心配事がある度に2人が話を聞いてくれたもんだな ・・



きっとどこの本丸でもこの2人は面倒見が良くて優しいんだろう 。







...







『 ・・・ さっきは 、 ごめんなさい 』



暫く沈黙が続き 、 それを破ったのは私の声 。



自分でも聞き取りずらいような声でつぶやくと

少し驚いた様にこちらを向く2人 。






歌仙「 いや .. 別に 、 良いんだ 」





何て言えばいいのか分からないのか 、
とりあえず返事を絞り出した歌仙は
私と目が合うなり顔を逸らした 。





『 ごめんなさい 、 すぐ出ていきますから 』




ふう 、と息を吐いて
ちゃんと聞こえるように言うと
ずっと黙っていた光忠が口を開いた 。





「 .. なんで謝ってばかりなの ? 」








『 ・・・ え 、 』





私の視線を真っ直ぐに捉える光忠に目が逸らせない 。



その目は全てを見透かされているようで何だか怖い







光忠「 前の本丸で何があったのか .. 、 教えて欲しいな 」




その言葉にびくっと反応すると
光忠の言葉に付け足すように 、



歌仙「 ..いや 、 ゆっくりで構わない 。 君が言おうと思った時でいい 」




と言った 。




私をここの本丸に置くつもりなのだろうか 、



2人の考えてることがよく分からなくて

ただ見つめる事しか出来なかった 。







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僕はナイスな椅子っすー - 楽しみに待ってます…(・ω・`) (2017年6月7日 17時) (レス) id: 6091177637 (このIDを非表示/違反報告)
ラビ - 続きが気になって仕方ないので更新頑張ってください!応援してます>< (2016年5月26日 22時) (レス) id: 8b2be2477c (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん(プロフ) - すっごく面白いです!続きが楽しみで仕方がありません!!更新がんばって下さい! (2016年4月28日 11時) (レス) id: 6aa5d30bb1 (このIDを非表示/違反報告)
白炎龍  - とても面白かったです。読んでて心臓がドキドキしました! (2016年4月9日 0時) (レス) id: b9af3288cc (このIDを非表示/違反報告)
沙季(プロフ) - 零崎 悠樹さん» そう言って頂けて嬉しいです(;_;)ありがとうございます。頑張ります!!(;_;) (2016年4月4日 18時) (レス) id: 11222f55be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沙季 | 作成日時:2016年3月21日 1時

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