【刀剣乱舞】優しさに包まれて 、

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『 今日はもう寝ようかな 』




夕餉の後、1人で部屋に戻ると
いつもは明日の出陣や任務の予定を立てに机に向かうが
今日はそんなやる気も起きず、すぐ布団を敷いた。





寝転がって天井の1点を見つめると
今日の清光との会話がフラッシュバックする。





...







" 今日出陣から帰ってきて、玄関の方に向かおうとしたら、誰かが前に立っててさ。

声掛けようと思ったんだけど俺達に気付いたと思ったら足早に帰っちゃって..誰だったんだろう？ "






" それが！すっごい怖い顔してこっち睨んでたみたい。それは歌仙から聞いたんだけど。

普通にしてればかなり可愛いのに勿体ないし、睨むとか嫌な感じ〜 "






...







この言葉の内容からしたら雪希だとは限らないし、
かといって雪希じゃなくとも誰だったのかを探さなくてはならない。＿＿＿＿何かが起こる前に。








そこで、私は布団から出て机に向かい
明日の出陣部隊の編成を今日と同じにした。




この6人は今日その人を見ているわけだし、
明日、もし同じ場所にいたら
少し強引かもしれないけど連れてきてもらおうと思ったからだ。




でもその中に練度を上げるために練度の低い短刀を入れていたから、
" もしも "のためにそれは明日誰かと交代してもらおう。








..








目を瞑って前の本丸のことを思い出す。


今は何をしているだろうか

元気に過ごしているだろうか

兼定と国広は＿＿＿＿


目をゆっくり開けて息をつくとまた布団に向かう。








..






雨はいっそう増して、屋根に当たる雨水の音に耳が痛い。







でもすぐにそんな音も聞こえなくなり、意識が遠のいて眠りに落ちた。









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