【刀剣乱舞】優しさに包まれて 、

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安定といつものように言い合いをしていると


国広の高くてよく通る声が大広間に響く 。






「 みなさーん ！ 新しい審神者さんが来ましたよ ！ 」





その声に賑やかだった大広間は一瞬にして静かになり 、
少しばかり顔が強ばる 。 それは皆も同じようだった









次の主も前と同じだったらどうしよう ＿＿＿＿









＿＿＿＿








国広の後ろにいたその人を見るなり

その人は小さな悲鳴をあげ 、 今にも倒れそうだった







身長はだいたい国広と同じくらい 、 いや それより小さいかも 。




肌の色は透明感のある白色で 、今はとても顔色が悪いようだ

目は黒く真ん丸い瞳 、 今にも吸い込まれてしまいそう ..








でもその目は死んだような目 ＿＿＿＿ 恐怖に満ちたような目で 。







手が震えている ... 何に怯えているんだろう ？









...








気付くとその人の前まで歩み寄っていた



その人は俯いていて 、 近付く度に肩が揺れている 。



ゆっくり手を伸ばした ＿＿＿＿ パシンッと音を立て 、 手を振り払われる







その人と目があった時 、 驚いた







つい見とれてしまうほどの美しい容貌 。


でもその外見からは想像出来ないような


引き攣っていて恐怖に満ちた顔は今にも泣きそうで 。





それは何故か儚くて触れれば消えてしまいそうだった









...









突然膝をつき俺に謝ってくる 、 何度も何度も





どうすることも出来ずにその場で立ちすくんでいると


すう 、 っと意識が無くなって動かなくなった 。









その時上から見えた肩辺りのいくつかの赤い傷..?には別に気に留めもせずに。









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