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第423話 ページ33

簓side


簓「また中王区行くんかーい!

遠いから嫌や」


盧「そうは言うてもこれからの日本の体制かかってる大事な話し合いなんやろ?

ラップで行政の話するってやっぱりこの世界おかしいとは思うけどなぁ」


簓「ははっ、ヒプノシスマイク使わんと本音言えないって俺ら人間として終わっとるよな

皆本音で初めから話せばええのに」


零「ヒプノシスマイク使わずに話したって良いんだぜ?

けどそれ使わなきゃ他の奴らの意見信じねぇだろ?

だからそうするしかねぇんだよ、こう生きている以上はな」


簓「せやな

ほんで、零と盧笙は今後どうするん?

零はこれまで通り中王区の差し金で動く気かいな」


零「それはあいつらがどうするか次第?

少なくともこのチームにはこれからもずっと居続けたいよ?

それは本心、信じて?」


盧「それはあいつらにとって都合がええからか?」


零「違うよ、俺個人としての意見

あいつらの都合なんて知らねぇ」


簓「へぇ〜ほんまかいな

ほんで?盧笙はどないしたいんや?」


盧「…俺はこれまでお前らといられて十分楽しかったわ

これで終わりならそれはそれでもええよ

…また、それぞれの道でそれぞれ頑張っていけばええやん」


簓「…あん?盧笙、また逃げる気かいな!?」


盧「…!?」


簓「俺はもうあの時と同じ思いはしたくあらへん!!

盧笙と別れるくらいならこの世界変わらんでええわ!!

舐めた事抜かさんとき、盧笙!!」


盧「簓…」


零「…じゃ、チーム解散なし、現状維持で決定ね

女と男の区別はとりあえずなくしてもらって、税金とかそういうのは同じにしてもらおうかね」


簓「それからディビジョンバトルはそのまま継続させてもらうわ

それやないとメリハリつかんし

結局苦しみのない世界なんてつまらんからなぁ」


盧「簓…」


簓「ほなこれからも一緒にオオサカ代表として日本中に笑い届けたろ!

何でも刺激的な方がおもろいわ!

敵が皆いなくなるなんておもろないし、俺ら和解しても結局たまには喧嘩するのがちょうどええんよな」


零「言えてる

じゃ、たまには国とも喧嘩させてもらう事にするか」


俺らオオサカ代表は、これまで通り中王区以外のテリトリーについては俺らがラップバトルで奪い合うままにしてもろた方がええし、これまでの行い悔い改めるならそれ以外は中王区に何も言う事あらへんって話でまとめたった

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作者名:ユウ | 作成日時:2020年6月9日 20時

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