もっと溺れちゃえばいいのに(桃)

27．海 ページ28

Aside.

『わぁ…海…』

さ「久しぶりだなぁ…あ、もっと寄ってみたら？」

そう言われて、力の入らない体を支えて貰いながら海に足を浸けるてみる。

ひんやりしてて気持ちがいい。

ふわふわと海風に靡く長年切っていない髪と、さとみくんに貰ったワンピースのスカート。

すると突然、

さ「っう”…」

『えっ、わっ』

ばしゃッ

唸ってわたしを支えてくれていたさとみくんがふらりと、こちらに倒れて二人とも海の中に。

海の中、と言っても全然浅瀬の方で軽く顔が浸かる位だった。

『さとみくん…？ど、どうし…』

さ「っ…ぐ…う”……」

心臓の辺りを手で押さえ込んで踞っている。

どうすればいいのか分からず、ただただ戸惑うばかり。

すると、少し落ち着いた様子のさとみくんにふわりと抱き上げられそのままさとみくんは深いところまで入っていく。

背の小さいわたしの足は絶対につかないことなんて容易く思える。

ちゅっとキスを落とされ、

さ「ねえ、いたいけどすぐ終わるのと長くて苦しいのどっちがいい…？」

なんて問われる。

意味が分からず、なんとなく

『すぐの方、かな。』

なんて答えると、へぇそっかぁなんて呟いてなにかを取り出す。

『？さとみくん…？なにして…っあ”ぐっ』

さ「ふふ、ごめんなぁ…」

なんて妖艶に笑い、＿＿＿＿＿＿＿……られた。









＿
もう、クライマックスです…、！

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