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-チョロ松side-
皆さんおはようございます。
松野 チョロ松です!!!
え、お前のsideなんか読みたくない?
ふざけんな!!!!!!!!
……ってことで始まります僕side←
朝っぱらから眠いのに
叩き起こされて朝ご飯の材料を調達させられた
午前7時(訂正するが朝っぱらではない)
若干閉じそうになるまぶたを必死に擦りながら
無事帰宅…するはずだったのだが。
何故か家の前に昔からの幼馴染みである
Aちゃんが立っていた。
(…どうしたんだろ…?)
まぁ、一松以外に何か用事があるんだな
そう思って一歩、彼女の元へと近付く。
「あれ…Aちゃん?」
声をかけるとすぐさま反応して振り向いて。
「わ、チョロ松?!?!?!びっくりしたぁ…」
小さな口を開けて肩をびくっとさせる。
そんな君が、僕は昔から好きだったんだ。
…まぁ、今僕の目を見て
ちょっと笑った時点で
酷いこと考えたっていうのは確かなんだけれども。
「そんなに驚かなくても良くない?!?!?!
ていうか今地味に酷いこと考えなかった?!」
「いやいや黒目が小さいなんてそんなこと
考えてないよ!!!安心してよチョロ松!!!」
「いやそれ自爆してるでしょ?!?!
何ちゃっかり水に流してるの?!?!?!
っ、………?
ま、まぁいっか、…あはは
それで、うちに何か用事でもあった?」
それでも、ちょっと見つめられれば
僕はいつだって赤くなる。
君にはなかなか勝てる気がしないんだよ、
「ああっと…おそ松に少し用があって…」
「兄さんに?わかった、ちょっと待っててね」
彼女は変な所で鈍感だから
きっと気付いてないんだろうけど
兄さんの名前を口にした時
いつも幸せそうな笑顔になることを
知っているから。
だからこそ、叶わない恋なんだ。
兄さんにも一途な君にも
僕は勝てない。
重いだけのスーパーの袋を握りしめて
平気な顔をして兄さんを呼びに家に帰った。
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杉松(プロフ) - 小説販売とかすげぇ...すっごく面白いです!更新頑張って下さい! (2016年3月23日 17時) (レス) id: 4fc5c3d306 (このIDを非表示/違反報告)
文香(プロフ) - 紗季さん» ん゛ん゛ん゛!!最高ぅぅ!!(((神!!神です!無理せず更新頑張ってくださいっ(*º∀º*) (2016年2月1日 21時) (レス) id: c8df34faab (このIDを非表示/違反報告)
あやね - とっても面白いです!頑張ってください! (2016年1月18日 2時) (レス) id: e5ccd2c3b3 (このIDを非表示/違反報告)
美礼 - 画像とても素敵です!!文才もあり画力もあるとは…羨ましいです!! (2015年12月31日 19時) (レス) id: a203490418 (このIDを非表示/違反報告)
紗季(プロフ) - 織菜さん» ご指摘ありがとうございます!頑張らせていただきますね!! (2015年12月31日 17時) (レス) id: 7b092c8da1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紗季 | 作成日時:2015年11月17日 0時