【おそ松さん】告白する松、間違えました。《一松》

▽secret･･･19 ページ21

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__________________ザアァアアァアア…



「え……………い、いちま、つ……？！」


信じられない。

今私の目の前には

びしょ濡れになった幼馴染みがいる。





_________雷苦手なの、覚えてくれてたんだ。





しかもこんな大雨の中

わざわざ家に駆け付けてくるなんて


…コイツ何考えてんだろ。




そう思ったと同時に
突然のことに驚きを隠せないでいると
ぽつり、呟かれた言葉。






「言っただろ………アンタを惚れさせるって」






「っ、…………………」






胸が一気に苦しくなって



それと同時におそ松の顔が浮かぶ。



私、何やってんだろ



おそ松が好きなはずじゃなかったの？



こんなに軽い女だとは気付いてなかった。




一松に少しでも

ドキドキしてしまう自分が嫌で嫌で

心の中の何かが崩れてしまいそうになる。








何でそんなに真剣な顔で言うの？





いつもみたいにバカにした顔で言ってよ



くぐもった声なんて出さないでよ









(そんなの、ただの反則でしょ………)








私の頭の上に置かれた微かに冷え切った手が




どこか熱く感じた。








一松のくせに、生意気だ。









雨音がいつもよりも大きく聞こえた気がした。









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