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第14話 ページ17

左馬刻side


−−第2回ディビジョンラップバトル終了後、数日して−−


乱「…あ、左馬刻?」


左「チッ…

…んだよ」


乱数との因縁が深まっていく中、乱数は俺をまるで嘲笑うように何事もないかのような雰囲気を漂わせて俺に電話をかけて来る


左「テメェの顔なんざもう見たくもねぇわ

二度と俺に電話かけて来るんじゃねぇ」


乱「そうは言っても出てくれるあたりやっぱり左馬刻って甘いよね」


コロコロとまるで飴でも転がすような態度で乱数はそう言う


乱「左馬刻にね、お知らせ」


左「…あん?」


乱「オオサカの白膠木簓の所に行って」


何の脈絡もなく、乱数は俺に向けてそう言う


左「…何が言いてぇ?」


乱「左馬刻が知っている事を、あの男にも伝えてあげて」


すると乱数は俺に向けて俺の知らなかった情報をあけすけと開示して来る


乱「白膠木の妹、今危篤なんだって

一回お前に会ってみたかったって、白膠木の妹が昔言ってたらしいよ」


左「…あ?」


何で今更あいつと向き合わなきゃならねぇ?


俺を勝手に嫌って勝手に消えて行ったのはあいつの方なのに、俺がどうしてあいつに情けをかけてやる必要がある?


そんな私情を初めに抱きつつも、乱数から聞いた発言に違和感を覚える


簓の奴に妹がいる


そしてそいつは昏睡状態


俺の知っている事を簓に伝えろと、乱数はそう言った


左「…テメェでやれや

どうせテメェが一枚噛んでるんだろ」


つまりはきっとそういう事だ


その昏睡は乱数が原因であると、そう伝えろと言っているように思える


乱「良いの?僕がやったらもっと悪い展開になる事は考えないの?」


左「だとしてもテメェが俺にそれを言う道理が理解できねぇ

自分のケツは自分で拭えや」


乱「あのさ、そういう話してるんじゃないんだけど

それにこれ、左馬刻のためでも白膠木のためでもないし」


左「あ?」


乱「…白膠木の、妹のためだよ」


乱数は静かにそう言って、何も理解していない俺に構わず勝手に話を続けていた

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ユウ(プロフ) - どんさん» どん様、コメントありがとうございます。本日イメージイラストをアップロード致しました。概ねこのようなキャラデザインであると思っていただければ幸いです。 (2021年7月26日 21時) (レス) id: 8279a81388 (このIDを非表示/違反報告)
どん - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年7月26日 7時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユウ | 作成日時:2021年7月24日 21時

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