志 麻 カ レ シ .

か ぜ . ページ19

「も〜無理するからアカン言うたやんけ」

『ごめんなさい…』

「しゃぁないなぁ…」


ぽんぽんと撫でると布団で顔を隠そうとする

暑なるからやめや、と退かす


今はAが風邪引いて看病してる


仕事から帰ってきて風呂で寝てたら風邪引くってアホなんか？

アホやな、知ってた


と言うか俺ほんとは配信する予定だったんだけど？


センラさんが急にさ、


「あ”ぁっ、まーしぃですか！？A風邪引いたんで看病お願いします！！…あ、ちょ待ってやぁあぁぁ」


と叫びながらしてきて。


いや断れねぇなこれと思って


「あー…うん」


って言ったらすぐに切りやがった、許さない


『しぁく〜…お腹空いた、』

「雑炊持ってくるからまっててや」

『わかった』


よいしょ、と立ってキッチンへ


鍋から雑炊を少し取ってAの元に向かう


「はいあーん」


スプーンに盛って口開けて、と言うと渋々口を開いた

少し口に流すと、


『ぁりが、と』


と、笑った。

別に今は笑わなくてもえぇんやけどなぁ…


そのあともしばらくイチャついてAを寝かせた

俺も寝ようと部屋に戻ろうとすると、


『いかんとって』


寝言でぽつりと呟き、俺の服の裾を掴んだ


…かぁいなぁ


ゆっくり手を離して隣で寝ることに。


「いつでも隣におるんに」


起きない程度に口をつけるとそのまま俺も寝た


『…ふふ』


まぁ起きてたんだけどさ

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