サイドストーリー5 ページ10
魈side
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《今回の任務もかなり無理をしながら帰還した護法夜叉は、穢れの痛みに耐えながらも拠点の望舒旅館に泊まろうとするが、相部屋しか空いていないとのことだ。仕方ない、休むだけだ と言い了承した魈。》
(………かなり、狭いな。いや、そんなことは如何でも良い…)
「ぐっ…………はぁ………」
《激しい痛みに思考も働かず、寝ることも出来ずにベットに蹲る。》
コンコンッ
「…………………………」
コン、コン………
「…出なければ、ならないか。」
《そう言い、ドアまで行く。》
A「ごめんくだ…さい…………ふぁ…」
「……入れ。済まぬ、今は具合が悪い。我のことは放っておいて休め…」
《この時、魈は痛みに耐えている為声も顔もわからない。》
A「……貴方、魈とか言う人…………?」
「…………ばたり。 (倒れる)」
A「たす、けなきゃ…………運ぼう………zzz」
《両者は気を失った。(様に寝た)
それから、2時間後》
「………はっ」
A「すぅ………………ふへへ」
「………ふぅ、(気絶していた…?様だが、一段落ついた…気絶する前、相部屋の奴が来たような……)
……………!? あの時のA!?」
A「…ん〜???んん、う…………」
「…起きろ。こうお前を起こすのは2度目だ。
何故そんなに消耗している。」
A「………しょう〜………えへへ」
「…!?!?/// 」
A(しょう、おいで〜? ほら、とっておいで!えへへ、偉いね〜!!)
しょう(わふっ!)
《寝言で しょう と呼ぶが、Aが現在呼んでいるしょうは昔飼っていた犬の名前であり、その犬と遊ぶ夢を見ている》
「……寝惚けていないで起きろ。まだ寝足りぬのか。」
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作者名:俺が払うよ | 作成日時:2022年1月23日 1時