二十八描き ページ15
沖田Side〜
…Aさんの名前を出したとたん急に表情が変わりやがった。
でも土方がそこまで反応するとは思ってなかった。
「Aがどうしたんだ?」
驚いた表情で言う土方。
凄い食い付きようだ。
「いや、絵を描いてもらう約束をしたっていう報告をしにですねィ。」
「は!?
そんなの駄目にk」
「駄目とは言わせやせんぜィ?
アンタとAさんを引っ付けたのは俺と言っても過言ではありやせん。」
「っ…」
面食らった顔をして土方は口を噤んだ。
面白ェ。
「それに、アドバイスをしたやったのも俺でさァ。
その借りはこれで返させてもらいやすぜィ。貸しを作るのも面倒ですしねィ。」
俺が追い討ちを掛ける用に言うと、
「テメェそれが目的で…!」
と不機嫌が土方に舞い戻ってきた。
「それは違いまさァ土方サン。俺は今日描いてもらいたくなっただけでィ。Aさんに会うのも今日は初めてですし。」
「…!!」
「嫉妬に狂って冷静さを失うなんて土方サンも落ちぶれたもんですねィ全く」
「よし表出ろ総悟ォ!」
「わー土方サンこわーい」
土方は案外嫉妬深い。
___でも、Aさんにならコイツを任せられる。
いつも通りの日常を屯所で繰り広げながら、俺はそんな事を思った。
・
・
土方Side〜
総悟が、Aに絵を描いてもらいたいと言い出した。
確かにAを俺の彼女にできたのは総悟のお陰と言っても過言ではない。
総悟の言い分は正しく、俺はぐうの音も出なかった。
だが、Aの魅力を知るのは俺だけでいい、否、俺だけがいいという強い独占欲に駆られる。
もし総悟がAの事を…
そんなあるはずもない事を杞憂する自分に、驚いたりする。
俺がこんな感情を持つようになったのはAの存在がやはり大きいのだろう。
___俺は、Aに染められていっている様だ。
そんな考えは、またAにロマンティックだなんだと言われる気がしたから絶対に言ってやらねェ。
…そういえば、書類!
考え耽っていると、総悟は屯所から逃げるようにして出て行くのが見えた。
「待てェェェェェ総悟ォォォ!!」
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テスト1日前…
10/10 銀さん誕生日おめでとう!!!!
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みきたつ(更新停止中)(プロフ) - iceblast5さん» 返信遅くてごめんなさい、そしてわざわざコメント、ありがとうございます!貴方様も、どうか体調にお気をつけてお過ごし下さい! (2019年2月7日 21時) (レス) id: 58c2806fad (このIDを非表示/違反報告)
iceblast5(プロフ) - また読めて嬉しかったです!寒い日ばかり続きます、お身体ご自愛くださいませ(>_<) (2019年1月30日 23時) (レス) id: 69d49e1d20 (このIDを非表示/違反報告)
みきたつ(プロフ) - iceblast5さん» 待ってくれる方がいるのはありがたいです…本当にありがとうございます! (2018年12月13日 20時) (レス) id: 23625b9f72 (このIDを非表示/違反報告)
iceblast5(プロフ) - 自分が納得行く結果が出せるように集中してください(。>д<)待っていますね♪ (2018年12月13日 19時) (レス) id: 886ffa0a54 (このIDを非表示/違反報告)
みきたつ(プロフ) - 実花さん» ありがとうございます!!! (2018年12月7日 20時) (レス) id: dab6b26021 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みきたつ | 作成日時:2018年9月29日 23時