壱 ページ2
「さ、今日もやるよ――！」
威勢のいい声が武道場に響く。
弟子たちをしっかりと見る浅葱色の瞳。
竹刀を握る指は、白く、細い。
それでいて堂々とした佇まい。
この女こそ、試衛館の剣術師匠、御子神A。
「一くん！オレと立ち合ってくれよ！」
「良いだろう、かかって来い。」
こうして立ち合いながらも楽しそうな笑みを浮かべる二人。
高く結い上げた長髪と相手を見据えるつり目。
藤堂平助。
艶やかな蒼がかった黒髪と、静かに闘の燃える瞳。
斎藤一。
そしてそれを面白そうに観る男。
腕を組んで、目を細めて笑っている。
沖田総司。
彼らは皆、優れた剣客だ。
生まれ持っての才能があった。
その才能を伸ばしたのは、Aである。
「そうそう！平助〜、あんたは我慢だよ……。相手をよく見る。
突っ走らない！
切っ先を動かす！相手に負担を掛けるんだよ！！」
平助の竹刀の切っ先がゆらゆらと動く。
こうすることによって、いつ間合いに入るか読めなくなる。
「(さて、二人ともどう動くかねぇ…。)」
Aの口角が自然に上がる。
そんな時に、声が掛かった。
「御子神さん、僕の相手をしてくださいよ。」
挑戦的な目で見つめてくる総司。
「ん？いいけど、この戦いが終わってから……」
「何言ってるんですか、今すぐですよ。」
そう言って総司はAの体を引きずっていく。
抵抗しようとAはもがくがどんどん引きずられてしまう。
「ま、待って、あの二人の試合をぉぉぉおお…………！！！！」
そんな叫びも
もう一度言う、この女が新選組幹部の剣術師匠である←
＊＊＊＊
台本書きではありません！
違ったら直します！！
司庵黒豆です、宜しくお願い致します。
夜桜、頼む！
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司庵 黒豆(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！ (2019年1月5日 10時) (
レス) id: 19af506fde (このIDを非表示/違反報告)
にゃお(プロフ) - 他の小説とは違う感じなのに、引き込まれました!これからも更新するの頑張ってください。 (2019年1月5日 0時) (レス) id: 90cfe03e70 (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 続き楽しみにしてます^ ^ (2018年11月26日 1時) (レス) id: 82432f8c84 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^一君の優しさに、ドキドキしてました！ヒロイン、強くて、かっこいいですね^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2018年9月19日 0時) (レス) id: 161c6e3e4c (このIDを非表示/違反報告)
薄桜鬼☆ハルハル(プロフ) - 黒豆さん» そうなんや。 (2018年8月13日 15時) (レス) id: 00eb0ae2ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：司庵黒豆・星野夜桜です。・蒼空・乱紅葉 x他3人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kuromame/
作成日時：2018年6月6日 21時
