Ψ後の晩餐7

第298χ ページ23

《思いっきり甘えてこい。理由は後だ。今から行くぞ》

(えっ、だっ、えっ？)


ななななんで？！
でももう来ちゃう……！
と、とにかくあまあまあま甘えないと……！


自分で言ってて意味がわからない
斉木くんはこんな事言う人じゃないのに……！


甘えるってこんな焦ってするものだっけ？！


慌てふためいているうちに、階段上に斉木くんが見えた


ぎゃあああ来た！！
や、や、やらなきゃ……！
ベタベタにならなきゃ！！


斉木くんが階段の1番下を降り、自分に向かって来た時に斉木くんの腕にしがみついた


｢さっ、斉木くん、一緒に帰ろー？｣
(こんな感じでいいの……？！)

《大丈夫だ。まだくっついてろよ》


きゃああ何それこれから先絶対言われないやつだ！！


(わかった……！)

《もっと甘えてこい》

(ぇぇええっ？！んっと、えっと……)

｢あ、頭ぽんぽんしてよ……っ｣

《……フッ。ほんとそれ好きだな》


斉木くんはもう片方の手で私の頭をぽんぽんと撫でてくれた

きゃ〜っ恥ずかしいけど嬉しいっ……！


｢斉木先パイ……｣


その声にビクリと肩を跳ねさせ、後ろを振り向いた
可愛いツインテールの女の子

…………この子……誰だろう……っ


｢……その人って……先パイの彼女ですか……？｣


斉木くんはコクリと頷いた


《……意外だな。声を掛けてくるとは……》

(え？どゆこと？ん？)


｢えーじゃあ付き合ってるって事は〜……｣


付き合ってるってことは？


｢もう×××はしたんですか？｣

｢んなぁ？！？！｣


な、なななにを急に……っ！！
な、なんて答えよう……っ
どうしようこんな質問……！


｢ハァ？何言ってんのアンタ。こいつら恋人同士なんだから×××するに決まってるっショ｣

｢みーこ……！！｣


突然現れたみーこは女の子の前に仁王立ちになり、さも私達を隅から隅まで知ってますと言うように答えてくれた


｢えーすごーい！じゃあ×××とか××も当然したんですよね？｣

｢トーゼンじゃね？×××とかもう秒で×ってるし？×××？×××とかもはや現代人のジョーシキっしょ｣

《常識がなぜ伏字になる》


つつつつついていけないしそんな事まだしてませーん！！

みーこ言い過ぎぃぃっ！！

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