Ψ後の晩餐7

第297χ ページ22

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斉木くんと付き合える事になって早数ヶ月
前から結構会ってたし、お出かけもしてたし、会う回数はほとんど変わらない

付き合ったからって斉木くんが好き好き言ってくる訳でも無く、ベタベタしてくる様になった訳でもない

私が好き好き言ってたのは前からそうだし、結局特に変化はない

もっとなんかこ〜……
態度変えてくれてもいいのになぁ……
甘えてこいとかもっとくっついて来いとか言ってくれてもいいのに……

いやいや、付き合えたことだけでも幸せなんだから、高望みしちゃだめ……！


《何考えてる》

｢あ、ううん。別に｣

《……今日の放課後、僕の学校に来い》

｢え？う、うんわかったけど……どうしたの？｣

《決着をつけたい相手がいる》

｢うん…………？｣


誰だろう？
斉木くんが言うんだからきっと強い人なんだ……！斉木くんと対等な人間……

お兄さん？でもそれなら斉木くんの学校に呼ばれた意味がわからない……

興味あるなぁ……

でも乱暴はして欲しくないなぁ


｢乱暴はしないようにね｣

《大丈夫だ銃は使わないし戦争は反対だ》

｢それはランボーでしょ？！｣


はぁ、大丈夫かなぁ〜…………？





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｢着いた着いた｣


放課後、PK学園に着いた


｢あー！Aー！どうしたの？！なんでここにいるのー？｣


ちょうど校門を出ようとした知予に出くわした
なんて言おう


｢知予ー！んっと、みーこに会いに来たの！｣

｢みこちんかー！まだ中にいたよ｣

｢ありがとう！｣

｢またね！｣

｢うん、またねー！｣


私と斉木くんが付き合っていることはみーこと鳥束くんしか知らない
他の人には言わないお約束


《玄関の中に入れ》


お、斉木くんだ
姿は見えないけど


(わかった……！)


玄関までなら入っちゃってもいいよね……？

違う制服だから目立つのか、周りの人がジロジロと見てくる
これで斉木くんと会ったら斉木くん凄く目立っちゃうんじゃ……

いいのかな………


《いいか。これから僕の言う通りに行動しろ》

(え？あ、わかった)

《僕が階段の下に降りたら、ベッタリくっついて来い。いいな》

(了解！！)
｢………………え？！｣


やばっ！大っきい声出しちゃったっ……！

急いで口を塞ぎ、もう一度今言われた事を考える


どどどどどーいうこと……？！
見せつけ的な感じ？！
夢？！
えぇ？！なんで？！
なんでなのー？！

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