10話 ページ11
さとみサイド
Aを体育倉庫裏に引っ張っていく。
『……なんで、さとみがここに?』
まぁ、そうなるわな。
さ「んー?お弁当作ったから、届けてやったんだよ。」
『えぇ……。購買でいいのに。』
そう言って、ガリガリなくせに。
そんなことより、
さ「で、俺に言うことないの?」
俺、Aが問題児にならないよう、たすけたんだぞ。
『……ありがと。』
顔を赤らめて言うA。
ほんとにこいつは、可愛い。
さ「…おう。」
『私が悪かった。……でも!あいつ(モブミ)が、るぅちゃんのこと……!』
さ「お前なぁ、そんなことで怒んなよ。」
『そんなことじゃない!』
さ「………。」
Aがこんな大声出したのは、初めてだ。
俺は黙る。
俺が話さない雰囲気を感じ取って、Aが続ける。
『るぅちゃんは…!家族だもん…!大切な仲間だもん…!グスッ』
Aを泣かせた。
あいつが。モブミが。
でもそんなことはどうでも良い。
“家族”、“仲間”という言葉が、俺に纏わり付く。
俺は、そう思ってないのに。
俺は刹那、Aを抱きしめる。
『さと、み?』
さ「泣くなよ。俺の服が汚れる。」
『そっちから、やってきた癖に。』
辺りが静まり返る。
言うなら今だ。
さ「………、俺は家族だって思ってない。気付けよ、鈍感。」
『?』
これでも気付いていないらしい。
俺はAに、顎クイをする。
『ちょっ、何!?』
さ「いいか、俺はお前が好きだ。恋愛的に。」
『………………は?』
待って、言っちゃったよ。
しかも、『は?』だって!
泣くよ、俺。
その時、タイミングよくチャイムがなる。
『もう行かなきゃ!またね!さとみ。』
さ「あぁ…。」
はぁ……。こんな時にさとにぃじゃなくて、さとみって言うなんて。
ほんと、Aはずるい。
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ゆたんぽ。(プロフ) - 莉央さん» コメントありがとうございます!ノリで書いてるものが多いので、中々続かずにはいるのですがそう言って貰えて嬉しいです!!こちらの作品も気が向いたらというか更新するべきだと自分でも思うので、いつか更新したいです…! (6月20日 16時) (レス) id: 5f8d6c2b77 (このIDを非表示/違反報告)
莉央 - 主様の作品大好きです。すっごくいいお話で最近読み始めたもののすっごく好きになりました。 (6月18日 11時) (レス) @page48 id: 863d6efb9a (このIDを非表示/違反報告)
ゆたんぽ。(プロフ) - うさん» そうですね!少なくとも、僕はそう思います! (2022年5月2日 6時) (レス) id: 2a680b15f5 (このIDを非表示/違反報告)
う - 「な組」っていうのがすごく嬉しかったです…(?)作者様最高!やっぱり6人で🍓👑ですね!!!! (2022年5月1日 22時) (レス) @page1 id: f2c0790ee6 (このIDを非表示/違反報告)
かばちゃん(プロフ) - 私は、好きですよ!(作品も、キャラ崩壊もw) (2022年5月1日 12時) (レス) id: ea66aa657b (このIDを非表示/違反報告)
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