story 2 黒子side ページ3
これがどういう仕組みなのかよくわかりません。
画面の下には【参加者】【個人ミッション】【協力ミッション】の3つのカテゴリーがあります。
火「なんかゲームみてぇけど、なんなんだ？」
黒「僕にもわかりません…」
とにかく、個人ミッションと書かれた表記の右上に【new】と出ているので個人ミッションをタップする。
そこは個人ミッションの一覧のようでNO.1に【講堂へ向かえ】と表記されています。
更にタップすると詳しい記載があり、
〔制限時間はなし。クリア報酬:参加者リストの追加〕
と書かれてありました。
黒「火神君、僕達講堂に向かった方がいいみたいですね」
火「お前！まじで言ってんのかよ」
黒「大マジです。他にアテはありませんし講堂に行けば何かわかると思います。火神君には他に何かアテはありますか？」
火「ぅ…」
どうやらないようです。
僕は何も言えなくなった火神君を放置して端末機を操作する。
参加者の方をタップしてみましたが、何も出ていないのできっと講堂に行くことで参加者リストに加えられるのでしょう。
そうしたらここに来ている人達がわかるかもしれません。
わざわざ参加者リストを作るくらいですから、参加者が僕達だけなはずがありません。
黒「火神君、まずここがどこで講堂がどこにあるか調べなければなりません」
火「…あんな真っ暗なところを…歩くのか？」
黒「端末機の画面を利用すれば足元が照らされます。大丈夫です」
いや、大丈夫じゃねぇよ！と、後ろで大きな声を上げる相棒を無視して先に進む。
すると相棒は文句をひたすらに言いながらも僕の後ろをついてくる。
それがわかっていて僕は無視して先に進もうとしたんですから、ついて来なければこちらが困ります。
後から回収なんて面倒ですし。
しばらくゆっくり、慎重になって歩き続ける。
これまで通ってきた道は全て病室だったのでここは間違いなくどこかの病院。
ですが、日本のどこにこんな月が近くで見える病院があるのでしょうか？
それに大きな病院のようですが、人1人としていません。
こんなに大きな病院なら警備員だっていそうなんですが…。
火「なあ、これってまさか異世界ってやつじゃねぇだろうな？」
黒「火神君…。いつから君の頭の中はそんなメルヘンになったんですか」
火「バカにしてんじゃねぇぞ！だっておかしいだろ！月がデカく見える病院なんてないだろ！それにこんな綺麗な病院なのに人が誰もいねぇなんて！」
story 3 黒子side→←story 1 黒子side
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 51人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「黒子のバスケ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サイガ(プロフ) - 黒夢さん» ありがとう！！頑張ります！ (2017年3月5日 15時) (
レス) id: 19e5edb018 (このIDを非表示/違反報告)
黒夢 - 頑張ってください!！楽しみにしてます!笑 (2017年3月5日 13時) (レス) id: 3e75c17a6d (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - 黒夢さん» ありがとうございます。みんなより年上の設定なので頑張って大人感出していきます笑笑 (2017年3月4日 15時) (レス) id: 19e5edb018 (このIDを非表示/違反報告)
黒夢 - 夢主さん、色んな意味でカッコイイ！！ (2017年3月4日 12時) (レス) id: 3e75c17a6d (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - 黒夢さん» どうぞ〜笑笑 (2017年2月27日 5時) (レス) id: 19e5edb018 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サイガ
| 作成日時：2016年11月6日 21時
