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Aside
赤「ここにいる全員顔見知りで、全員高校生です」
と、年上改め赤司君から教えてもらい私も改めて驚いた。
貴『えーと、周防Aです。皆さんが高校生って事に驚いてます…』
「なんだお前、中学生か?」
と、オレンジのジャージを来た金髪の少年。
今時の高校生は髪の色何でもいいのか?
貴『まあ、童顔なのは認めますけど…これでも大学生、です』
マジかよ…とどこからか聞こえて本日(?)2度目。
赤「やっぱりそうでしたか。先ほどはすいませんでした。年下だと思い態度にも少し…」
貴『あっ、イラッとしたのね。それにやっぱり年下に見られてたかー。…うん、まあ細かい事はどうでもいいよね!』
「いやいや、細かくないっしょ!てか周防さん怖い人かと思ってたけど面白い人っすね!」
と、オレンジのジャージを来た黒髪の少年が爆笑中。
私、面白いかな?
貴『あっ、敬語とか別に必要ないよ。もう私も敬語では話さないし。それから…ハクシュッン!』
うわっ、寒っ!
そういえば私、病衣なんだ。
貴『急に寒くなってきた。あっ、えっと何の話だっけ?』
「いやいやいや、話せなあかんけどそれやと周防さん風邪引きますで」
貴『と、言われても。目を覚ましたら病衣だし。服なんて持ってないよ』
「それじゃあこれを」
いつの間に背後に立ったの?って驚くくらい目を見開いて後ろを見る。
私の後ろにはさっきまで着ていた自分上着を私の肩にかけてくれる男の子がいた。
君は紳士か何かですか?
貴『ありがとう。でも君が寒くなるよ?』
「俺より薄着なんですから心配しないでください」
年下なのにその優しさは一体どこから来るの!?
実は私より上なんじゃないの?
それとも年上の扱いに慣れてるとか!?
貴『…世の中の高校生は進んでるんだね』
「こいつが女に慣れてるわけで、全国の高校生がそんなわけあるか」
と、オレンジジャージの金髪少年。
貴『デスヨネー』
とりあえず、上着貸してくれた少年のおかげで寒さは凌げそうだ。
もう一度お礼を言うとニコリと笑って「どういたしまして」と言い、自分の元いたポジションへと戻った。
片目が前髪で隠れた少年は紫の髪の少年の隣に座るのを見届けてから私は上着をしっかり羽織った。
貴『わー、あったかい〜!』
他の事に気を取られていたから寒さを忘れてたけど、上着羽織ればすごく暖かくて安心する。
でも、出来れば早く彼の上着を返せるよう何か考えないとな。
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サイガ(プロフ) - 黒夢さん» ありがとう!!頑張ります! (2017年3月5日 15時) (レス) id: 19e5edb018 (このIDを非表示/違反報告)
黒夢 - 頑張ってください!!楽しみにしてます!笑 (2017年3月5日 13時) (レス) id: 3e75c17a6d (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - 黒夢さん» ありがとうございます。みんなより年上の設定なので頑張って大人感出していきます笑笑 (2017年3月4日 15時) (レス) id: 19e5edb018 (このIDを非表示/違反報告)
黒夢 - 夢主さん、色んな意味でカッコイイ!! (2017年3月4日 12時) (レス) id: 3e75c17a6d (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - 黒夢さん» どうぞ〜笑笑 (2017年2月27日 5時) (レス) id: 19e5edb018 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サイガ | 作成日時:2016年11月6日 21時