story 13 ページ14
Aside
「あの…」
突然背後から声がして勢いよく振り向くと…誰もいない。
いや、よく見れば周りに人がいる。
周りにいる人達は私を見てポカンとしてる。
そりゃ急に現れて人を殴りつける女がいれば驚くよね。
でも、驚く人達の中に私に話しかけた人はいなさそう。
それじゃあ誰が声をかけたのだろう？
「すいません、こっちです」
貴『っ！えっ？え？』
再び前を向くと目の前に現れたのは水色の髪の少年。
髪が水色！？
てか、いつからそこにいた？
私さっきそっち見てたんだけどいた？
今度は私が驚く番だった。
「すいません驚かせてしまって。あの、殴ってしまっては説明聞けないのでは？」
貴『…あ』
しまった、もしかしてピエロ伸びてる？
そう思っていると「いたたた…」と頬を摩りながら立ち上がるピエロの姿。
「私は大丈夫です。殴られるような事をしているので覚悟はしていたのですが…。すいません、貴女は地下の霊安室に閉じ込められていのでは？」
貴『壊してきました』
マジかよ…と後ろの方で聞こえたけど無視しておこう。
貴『そんな事より、ここへ連れてきた理由は？今すぐ帰せって言っても無駄でしょうからそれは言いませんが何を目的にしているんですか？』
「申し訳ありません。ご説明させていただきます」
そう言ったピエロは懇切丁寧に教えてくれた。
ここは報われない魂が集まる世界。
いわゆる死者の世界。
この世界を創ったのは現在の世界管理者であるピエロの前任。
その人(？)がこの世界にルールを作り、報われない魂(死者)が安らかに眠れるように生者がこの世界に来てゲームをクリアしなければならない、とか。
ちなみにこのゲームとやらはこれまでクリアした事なくて報われない魂(死者)は増えるばかりだとか…。
ここから出るにはゲームをクリアするしかない。
貴『そのゲームがこの端末機に送られてくるミッションを１つずつクリアするしかないって事ですか…』
「はい、そう言う事です」
連れて来られたのはもう仕方ない、とは言えないがここでグチグチ言ってても何も始まらない。
貴『それで？とりあえず最初の講堂へ向えってミッションはクリアしたけど？』
「そうなんですが、いろいろ事情が変わりましたので待機しててください」
そう言ってピエロは煙のように消えてしまった。
言い逃げ？
だったらあとでもう一度殴る。
「あの…」
声をかけられて振り向くとそこにはちゃんと水色髪の少年がいる。
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サイガ(プロフ) - 黒夢さん» ありがとう！！頑張ります！ (2017年3月5日 15時) (
レス) id: 19e5edb018 (このIDを非表示/違反報告)
黒夢 - 頑張ってください!！楽しみにしてます!笑 (2017年3月5日 13時) (レス) id: 3e75c17a6d (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - 黒夢さん» ありがとうございます。みんなより年上の設定なので頑張って大人感出していきます笑笑 (2017年3月4日 15時) (レス) id: 19e5edb018 (このIDを非表示/違反報告)
黒夢 - 夢主さん、色んな意味でカッコイイ！！ (2017年3月4日 12時) (レス) id: 3e75c17a6d (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - 黒夢さん» どうぞ〜笑笑 (2017年2月27日 5時) (レス) id: 19e5edb018 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サイガ
| 作成日時：2016年11月6日 21時
