story 1 黒子side ページ2
黒「っ…!」
頭が割れるように痛い。
その痛さに頭を押さえながら起き上がる。
そこは選手控え室ではなく、ベッドの上でした。
どうしてこんなところで寝ているのでしょうか?
火神君じゃあるまいし…。
隣のベッドで豪快なイビキをかく相棒を見て寝ていたのは自分だけじゃないことにホッとした。
それにしてもここはどこなんでしょうか?
僕達は確か、ウィンターカップで優勝した直後にインタビューや写真撮影を受け、ヘトヘトになった頃やっと解放されて先輩達と誠凛の選手控え室に戻ったはずです。
なのに今ここは…。
黒「火神君、起きてください」
とにかく今は相棒を起こすことが先だと判断し、火神君を揺すり起こす。
火「ん…、っ…頭いてぇ…」
火神君も起きる際頭に痛みが生じたようで、眉間にシワを寄せて頭を押さえながら起き上がりました。
火「黒子?…つかここどこ?」
黒「僕にも分かりません。目が覚めたらここで寝ていたので…」
真っ暗な場所ですが、次第に目が慣れていく。
火「…黒子、ここって…」
黒「病室、ですね…」
どうしてでしょうか?
運ばれた、にしても様子がおかしいです。
人の気配が全くしない上、寝かされたベッドにはシーツは敷かれていません。
ふと、窓から差し込む光を見ると大きな満月。
それもあり得ないほどの大きな満月。
火「月がこんな大きく見えるわけねぇだろ…」
黒「そう…ですよね…」
驚きを隠せず、ただただ月を見るしか出来ないそんな時…
ピロン♪
と、場に似合わない電子音が鳴りました。
火「黒子、携帯鳴ったんじゃねぇのか?」
黒「僕ではありません。設定した音が違いますから」
火「俺も違うぜ」
黒「…」
黒「…」
お互いに顔を見合わせた後、それぞれ持ち物を確認する。
僕も火神君も服装はジャージで下にはユニフォームを着ている。
ジャージのポケットに入っていたのは僕のではない端末機。
使い方がよくわからない…と思っていると指が画面に触れた時、画面が突然光出しました。
火「黒子!これ光ったぞ!」
どうやら火神君にも同じようなことが起きたようです。
光った画面は【プレイヤー認証中】と出ている。
プレイヤーとはどういう事でしょうか?
しばらくすると画面には【認証終了】と出てきて画面をタップすると…
黒「僕の名前が出てきました…」
火「俺も…」
画面には【プレイヤー:黒子テツヤ】と表記されている。
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サイガ(プロフ) - 黒夢さん» ありがとう!!頑張ります! (2017年3月5日 15時) (レス) id: 19e5edb018 (このIDを非表示/違反報告)
黒夢 - 頑張ってください!!楽しみにしてます!笑 (2017年3月5日 13時) (レス) id: 3e75c17a6d (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - 黒夢さん» ありがとうございます。みんなより年上の設定なので頑張って大人感出していきます笑笑 (2017年3月4日 15時) (レス) id: 19e5edb018 (このIDを非表示/違反報告)
黒夢 - 夢主さん、色んな意味でカッコイイ!! (2017年3月4日 12時) (レス) id: 3e75c17a6d (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - 黒夢さん» どうぞ〜笑笑 (2017年2月27日 5時) (レス) id: 19e5edb018 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サイガ | 作成日時:2016年11月6日 21時