ラジオ 8 ページ10
貴『ちょっとメモるから待って。えっと、依頼者は伊藤春子さん。内容殺人の犯人逮捕と顔合わせ。犯人名藤木真那さん。よし、確かに承諾しました。問題解決のために貴方には協力してもらいますがいいですね?』
伊【こちらこそ…よろしくお願いね…】
春子さんは深々と頭を下げるとスッとラジオの中へと消えてった。
黒「結局仕事するんですね」
貴『…気まぐれで動くんだよ。さて今日はこれで終わり。早く塩まいて帰った方がいいよ』
ってことで全員塩を身体にかけさせると、早々に教室から追い出した。
さて、明日から忙しくなりそうだ。
*********
次の日…
貴『…いや、なんでいる?』
黒「お手伝いさせていただきます」
火「黒子から聞いたけど、お前悪い奴じゃねぇんだろ?それに女の人も。だから手伝う」
昼休みになり、部室に行くと私より先に黒子とライオンが来てた。
しかもお弁当広げ、お茶まで用意して。
貴『…てかライオン。君の名前って何?』
火「ら、ライオン?それって俺のことか?俺は火神大我だ!よろしくな」
火神ね。多分覚えた。
まあ、手伝うって本人が言ってくれるなら、雑用くらいやらせてあげよう。
私も自分の定位置に座りカバンから資料を取り出す。
黒「その資料は?」
貴『伊藤春子さんの事件報告書。警察から拝借してきた』
警察に知り合いがいるので可愛く頼み込んで春子さんの事件報告書を貸してもらうことに。
まあ、事情を話せば私にいろいろと協力してくれる頼りになる刑事なので、私も彼の協力や頼みは聞き入れる。
火「お前…何者だよ…」
貴『人間』
火「んなこと知ってるわ!」
火神が向かいでギャーギャー言うのを無視して資料を読み漁る。
黒「事件現場ここから近いですね」
じゃあ今から行ってこよ。
貴『ラジオ持って行ってくるわ』
黒「今からですか?」
貴『うん。黒子と火神はその資料でも読んでて。じゃ、行ってくる』
そう言って教室を飛び出した。
*********
重いラジオを片手に事件現場に到着。
私は大きなマンションを見上げて、ふと横を見れば春子さんが立っていた。
幽霊とかそういうの見慣れてるとはいえども、血まみれの女性が隣立ってたらちょっとビビる。
伊【懐かしい…】
ポツリとか細い声で春子さんが呟いた。
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サイガ(プロフ) - むっくんさん» ありがとうございます!頑張って更新しますね! (2017年7月15日 8時) (レス) id: 19e5edb018 (このIDを非表示/違反報告)
むっくん - とても面白いです。更新待ってます (2017年7月15日 2時) (レス) id: 3bcc7811a2 (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - ピー・マン(`^´)キリッさん» (`_´)ゞ (2015年6月21日 17時) (レス) id: 68af667ea3 (このIDを非表示/違反報告)
ピー・マン(`^´)キリッ - d=(^o^)グッッ (2015年6月21日 17時) (レス) id: 247ae801c7 (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - 綾乃さん» ありがとうございます!こちらも頑張って更新します! (2014年8月24日 14時) (レス) id: 68af667ea3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サイガ | 作成日時:2014年8月6日 19時