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隠れんぼ 2 ページ32

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最近真面目に…とはいかないが、それなりに授業を受けている。
前回出席日数足りないと留年だし、休日授業を受けないといけないって学習したので授業に参加しているのだ。が…


貴『飽きた…』


授業が始まって10分もしないうちに飽きた。
なんか授業がツマラナイ。楽しい授業はないのか?


望「神楽坂、お前は問題児か」


いつの間にか目の前でモッチーが呆れながら
私を見下ろしていた。


貴『いえいえ、私は普通の女子高生ですから』


望「普通の女子高生は、授業中飽きたとか言わない」


貴『じゃあ、変人女子高生で』


望「もう俺お前キライだよ…」


貴『マジか』


ガックリと肩を落とすモッチーを無視して窓の外を見る。
今日もここから見たくもない物が目に映る。
思い切り顔を下に向けてため息を吐くと、隣から視線を感じた。
隣は…降旗光樹。
最近同じクラスだということに気づいた。
それまでクラスのこととかどうでもよかったし。


降「お前頭いいのにもったいねぇな」


貴『成績の話?あんなの紙に書かれた良い子ちゃん度の現れだよ。私はそこまで優秀な人間ではない』


降「変な奴」


貴『ほっとけ』


降旗の言葉にさほど気にする要素はないが、
話を終わらせたくて、私は再び窓の外を見た。



そして時は流れて放課後…。
いつものように一人部室でゴロゴロしていた。
正確には一人ではないけど…。


黒「火神君食べ過ぎです」


火「あ?別にいいだろ?減るもんじゃねぇし」


いやよくねぇよ。つか減るもんだよ。バカか。
さっきからここにあった茶菓子ほとんどお前が食い尽くしてんだよ。
お前の胃袋はどうなってんだ。


貴『つかなんでここにいんの?』


黒「明日からテストなので」


ああ、テスト期間だから部活は休みなのね。
だからってここに来るなよ。自宅で勉強しろ。


火「黒子が神楽坂にテスト勉強見てもらえって」


貴『はっ?やだよ。なんで私がそんな面倒なことを…』


黒「テストの結果が悪いと試合に出れないんです」


いや、2人にはメリットあってもこっちにはなんのメリットにもならないからね?
ただの面倒事だからね?
絶対教えてやるか。
そう思って対抗心のつもりでソファーに寝転ぶのと同時に、教室と扉が開く音がした。


火「な、なんでお前がここに!?」


黒「…どうも」


誰が来たんだ?
せっかく横になったばかりなのに、身体を起こしてソファーの背もたれから顔を覗かせる。

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サイガ(プロフ) - むっくんさん» ありがとうございます!頑張って更新しますね! (2017年7月15日 8時) (レス) id: 19e5edb018 (このIDを非表示/違反報告)
むっくん - とても面白いです。更新待ってます (2017年7月15日 2時) (レス) id: 3bcc7811a2 (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - ピー・マン(`^´)キリッさん» (`_´)ゞ (2015年6月21日 17時) (レス) id: 68af667ea3 (このIDを非表示/違反報告)
ピー・マン(`^´)キリッ - d=(^o^)グッッ (2015年6月21日 17時) (レス) id: 247ae801c7 (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - 綾乃さん» ありがとうございます!こちらも頑張って更新します! (2014年8月24日 14時) (レス) id: 68af667ea3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サイガ | 作成日時:2014年8月6日 19時

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