気まぐれ少女の怪談物語

ラジオ 2 ページ4

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伊月side



小「なー水戸部！七不思議知ってる〜？」


今日は体育館整備のため、部活が急遽休みとなり簡単なミーティングだけとなった。
俺達2年と1年、監督が部室に揃うのが早くてミーティングも早くに終わると、コガがいきなり七不思議のことについて水戸部に聞き出していた。
水戸部は何度か首を縦に振っている。
そういえば俺のクラスでも七不思議流行ってるな…。
建設2年目なのにもう七不思議が二つもあるし。
日向はあまりそういうの好きじゃないから、かなりビビってた。
本人に指摘してやると、強がってて更にクラスの奴らにからかわれてた。


小「七不思議の一つの校庭の文字は黒子でしょ？」


黒「すみません。名前書くの忘れてて…まさか七不思議になるとは…」


降「集会事にもなったしな」


伊「じゃあまだ開かずの教室は解明出来てないのか？」


小「そう！でさでさ！今から俺達で行ってみない？」


言うと思ってたよ。
コガそういうの好きだし、試してみたくなるんだろう。


日「ばっ！馬鹿野郎！な、なんでそんな！」


火「お、俺ぜってー行かないからな！…です！」


相「あらいいじゃない！1年もみんなで親睦深めるためにも！ついでに七不思議の解明！みんなで行きましょ〜！」


監督って怪談とか怖がらないし、他の女子とは違うんだよな…。
まあ、監督らしいけど。
コガの次に監督が張り切っていた。


小「監督もそう言ってるし行こうよ！」


土「全員で行くのか？」


河「人数多いと何も出ないんじゃ…」


日「そ、その方がいい！よ、よし、行くか！」


相「みんなで親睦深めましょ！」


監督の親睦を深めるの一言で、すごく嫌がってた火神と日向は無理矢理行くことになった。



この時俺達は、まさかあんなことになるとは誰も思っていなかった…。

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