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side 雅紀
「懐かしいねぇ。
誰かさんと一緒だよ」
「黙ってて、雅兄」
「自覚はあるんだな、翔」
「潤兄も黙っててよ」
なんだろうねぇ。
あっちは次男坊、こっちは末っ子。
でも似てんだよなぁ。
年齢重ねた分？仕事はできる子に育ってるんだけどプライベートは弄られるよね。
俺は別として潤兄なんかは翔のごはんは勿論、オムツまで替えてたからさ、色々知ってる訳よ。
どんなにバリッと仕事してても可愛いかった事から失敗談まで。
特に失敗談は鮮明に覚えてるらしい。
俺もそうだけど。
俺はヤンチャだった自覚はあるからさ、木登りとかしてた……ここらの木で。
それに翔も付いて登ってくんの。
でも途中で怖くなって…でも下りれなくて大泣きしたとかさ…以来、高所恐怖症。
俺がプールに飛び込んだら翔も一緒に飛び込んだはいいけど浮き輪忘れてたとか。
思い出したらキリがない。
兄たちの失敗を見る事はなかったけど翔の失敗はよく見てたし記憶にしっかりと刻まれてる。
とは言え俺の失敗は俺が忘れてても兄たちの記憶には刻まれてるんだろう。
俺が覚えてない事まで覚えてるもんな。
で、よく言えば慎重、悪く言えば怖がりな翔。
見てる限り二郎くんも同じタイプ。
次男な分、体裁は取り繕おうと踏ん張ってる。
翔みたいに兄たちに丸投げな甘え方はしてない。
「翔もあんなんだったよな」
「もっと小さかったじゃん！」
「二郎くんは大きくなってるけど初めてこの手の船に乗るんだよ。
だから一緒」
二郎くんの名誉のためにフォローしておく。
「着いたぞ」
船長さんが声をかけてきた。
どうやらポイントに着いたようだ。
それから俺と潤兄と船長さんで竿をセットし舞賀兄弟に渡す。
「雅紀は二郎くん、翔は智のフォローを頼む。
俺は三郎くんと五郎くんをフォローするから」
「「了解！」」
それが無難かな。
智は前回、潤兄と来てて筋がいいって船長さんにも褒められてたって言ってたからね。
なら翔でも大丈夫。
俺は１番危なっかしい二郎くんで潤兄は平気そうな三郎くんと五郎くんの２人を見るんだな。
慣れるまで舞賀兄弟の様子を見るに留める。
慣れて来たら俺らも竿を垂らす事にした。
持ってるねぇ。
見事なビギナーズラック…大漁だ。
魚を外して餌を付け替える俺らが追い付かない。
俺らもプロではないからね。
その内、智は自分でさっさと魚を外して餌を付け出した……翔より手際良過ぎ。
なので翔は智を見てるだけになった。
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蒼羽(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます。本当に内容は考えてないです。彼らが勝手に動くんで、それを文章にしてるだけなんです。なのでこの先はどうなるか私もわかりません。他のお話はオチとイベント幾つかは考えて書き出してたんですが…今回は全くなしです。 (2021年7月8日 21時) (
レス) id: f9ecf164e6 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます(*＾▽＾*)海に落ちてもイチくんは本人ケロっとしてそうだなぁとか海に落ちたゴロくん大丈夫かなぁ??とか五十嵐兄弟もしっかり者の潤兄を中心に動いてるから潤兄が風邪とかでダウンしたらどう動くのかな？とか想像しながら読んでます☆彡 (2021年7月8日 9時) (レス) id: f4ca038df0 (このIDを非表示/違反報告)
蒼羽(プロフ) - butazch715413さん» コメントありがとうございます。楽しんで頂けて幸いです！書いてる私も楽しいので…お話の方は彼らの動くに任せているので私自身どうなるかわかってませんけど…これからも楽しんでいただけるよう、彼らに付いて行きたいと思います。これからもよろしくお願いします。 (2021年7月7日 19時) (レス) id: f9ecf164e6 (このIDを非表示/違反報告)
butazch715413(プロフ) - もぅ大好きです、このお話は、特に大好きで、更新 楽しみにしてまっす＼(_ _) (2021年7月7日 8時) (レス) id: 1ffa2632ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼羽
| 作成日時：2021年6月24日 1時
