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side 和也
日常がまったりと落ち着いた。
今度の学校は雰囲気もよくて居心地もよかった。
友だちもできた。
深い付き合いはまだ怖いけど学校で話したり帰りにちょっと寄り道ができるくらいの友だち。
兄さんが家政婦と言う住み込みの仕事についたおかげで家事から解放されて友だちと寄り道もできるようになった。
勿論、料理とか手伝える時は手伝うし、朝は俺がやっぱり用意してる。
２人分を俺が作って兄さん起こして一緒に食べる。
俺が学校行く準備してる間に兄さんは他の連中の朝ごはんを用意する。
朝、俺が学校に行ってから相葉さんも翔さんも来て、あいつも帰って来るらしい。
しかも２人が食べてる間に兄さんがあいつにごはんを食べさせてるんだって。
毎日、ふらふらだって兄さんが心配してた。
兄さんは優しいからほっとけないんだ。
それに甘えるあいつ。
俺が学校から帰る頃には仕事に行ってるから俺が顔を合わす事は殆どないけど。
甘え過ぎじゃね？
しかも休みの日は１日寝てて夜は相葉さんたちと飲みに行ってるし。
自由だよな。
兄さんに自由はないのに。
年中無休だろ？
適当に休んでいいって言われてるけど優しい兄さんは１人で何もできない奴をほっとけないんだ。
「明日は俺、休みだし智の面倒はみれるから、ゆっくりしな。
智は俺の家に連れて行っとくからさ」
相葉さんが兄さんに言った。
相葉さんが言えば流石に兄さんも休むだろう。
そのためにあいつも預かってくれるらしいし。
「兄さん、久し振りにどっかに出掛けようよ。
兄さんと行きたい」
そう…ねだってみる。
兄さんと出掛けるなんて久し振りだもん。
「和也くんもそう言ってるし行っておいで」
相葉さんが優しく後押ししてくれる。
そして兄さんは
「じゃあ、お言葉に甘えて休ませてもらいます」
そう言って相葉さんに頭を下げた。
よっしゃあ〜！
久し振りに兄さんとゆっくりできる。
それが嬉しかった。
喜んでいると兄さんが俺の頭を撫でた。
それも嬉しかった。
「ほら、これで遊んで来い」
喜んでる俺に相葉さんは札を数枚差し出した。
受け取っていいものか悩む。
「子どもが遠慮するもんじゃない。
成績も優秀らしいしお兄さんも仕事頑張ってくれてるからボーナスだよ」
本当に受け取っていいか困って兄さんを見る。
お金ほど怖いものはないから。
「男に１度出したモノを引っ込めさせるな」
よくわからない男の正論を言われて兄さんが受け取った。
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蒼羽(プロフ) - 夏樹さん» ありがとうございます。ちょっと寄り道してましたが、続き始まりました？ので、これから後半に向けて頑張ります。応援ありがとうございます。これからもよろしくお願いします！ (2021年1月24日 22時) (
レス) id: 878a08305b (このIDを非表示/違反報告)
夏樹 - 楽しみにしながら、小説の続きが読みたいです。 (2021年1月24日 22時) (携帯から) (レス) id: f3c5bb2111 (このIDを非表示/違反報告)
蒼羽(プロフ) - 猫さん» コメントありがとうございます。面白いそう言っていただけて嬉しいです。頑張りますので、よろしくお願いします。 (2021年1月17日 11時) (レス) id: 878a08305b (このIDを非表示/違反報告)
猫 - 小説面白いです更新待ってます (2021年1月16日 23時) (レス) id: c3d8a6651c (このIDを非表示/違反報告)
蒼羽(プロフ) - 明さん、コメントありがとうございます。毎日２話が限界で申し訳ないです。時々滞りますが……寝落ちして更新しそびれる……なんて事もありますが。できる限り頑張りますので、これからもよろしくお願いします。 (2021年1月12日 21時) (レス) id: 878a08305b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼羽
| 作成日時：2020年12月29日 16時
