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儚い命 ページ1

『雪村千鶴』、最初に出会った時は運のない娘だと思っていた。
人斬りと恐れられた我ら新撰組といつかも分からない日々をあの狭い部屋の中で過ごすなど普通耐えられるものではないだろう。
だが、彼女は逃げなかった。 彼女の目はただ前を見ていた。
副長も彼女の気持ちを汲み取ったのだろう。彼女の行動許可はどんどん広がっていき、新撰組幹部の中にも溶け込んでいった。
そしていつしか彼女は俺達の心の拠り所となっていた…。




**********



「これ、斎藤さんにさしあげますね!」
そう言って彼女が渡してきたのは雪で作られた小さな兎だった…。




**********




「儚い命だった…。」
(雪の塊を胴体にし、南天の実で目を木葉で耳を見立てた様はまさに兎の如しだったが、溶けてしまっては見る影もないな…。)
斎藤は実と木葉を箱の中にしまうと表へ出た。

もう一度→


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設定タグ:薄桜鬼 , 斎千   
作品ジャンル:恋愛
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浅野月愛 - 面白いです!更新頑張って (2019年1月26日 11時) (レス) id: e6ca85b3e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:亜朱菜 | 作成日時:2019年1月25日 18時

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