28 ずいぶん怪しい雰囲気で ページ29
事務所を出てレッスン室へと向かう
別に着いてきたところですることもないだろうけど、何故か着いて来る
茨「何故着いて来るのですか?」
『着いていかない理由がありませんので』
そりゃあそうなのだが
別にバラバラで行動しても構わないし、なんなら他のアイドルと交流していても構わない
茨「貴方って面倒くさいですね」
『・・・私は七種さまの使用人ですから』
茨「どういう意味ですかそれ」
いや今さらっとディスられたような
茨「今のはちょっと雇用主に対しての言葉では無いんじゃないでしょうかねえ!?あれ?」
隣を歩いていたはずなのにいなくなっていた
少し後ろで誰かと会話している
茨「やあやあ!お話はまだ終わってないんですが!」
『七種さま』
彼女と居た人のじとっとした伏せ目がちな瞳が俺を捉えた
茨「あなたは、イリアさん?」
イリア「覚えていたんだな」
心底どうでもいいような口調で言いきる
茨「えぇっと、イリアさんはここに何の用ですか?」
イリア「ここで清掃員のバイトをしている」
茨「秀越学園でも清掃員をしていましたよね?掃除のプロか何かで?」
イリア「そう言う訳ではない。紹介された仕事に勤しんでいるだけだ」
茨「そうですか。それはそれは!いやぁご立派ですな!」
普通にうわべだけでおだてたら凄い顔された
『イリア、あなたはどうしてここに?』
イリア「どういう意味だ?」
『そのままです』
俺が聞いたであろう質問をまた問う彼女
『まだ諦めてないんですか?』
イリア「お前らに任せておけと?任せられない。そして、これは俺の問題だ。誰も首を突っ込ませない」
茨「いや〜、イリアさんは随分博識とお見受けしました!では自分達はこれで、お仕事頑張ってくださいませ〜!」
彼女の腕を無理やり引っ張ってその場を立ち去る
その事について何も触れない二人
黙って見送り、黙って引っ張られてる
曲がり角を曲がって少しして
茨「別にイリアさんが何をしてようと自分には関係ありません。Edenが、コズプロの地位が脅かされなければそれ以外の事はさほどどうでもいいですから」
『はい』
茨「ですが、仮にも貴方は自分に関係ある人間です。そんな貴方がイリアさんに構っていてぼろが出たとして、コズプロに迷惑をかけたらどうしてくれますか?」
彼女は顔色一つ変えない
『七種さまに迷惑がかからないように、精進致します』
茨「あ、いや。まぁ、気をつけて下さい」
絶対言いたい事伝わってないだろうな
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作者名:ほたる | 作成日時:2020年8月10日 21時