23 拭いきれない淡い期待 ページ24
今日は空野Aの服や日用品を買う日、なのだが
日和「ねぇこれいいんじゃない?Aちゃんに似合いそうだね!」
ジュン「この服も良さげじゃねぇっすか?」
凪砂「Aちゃんはどっちが好き・・・?」
茨「あのーなんでここにいるんですか?」
日和「茨のセンスがなさそうだから僕らも一緒に選んであげてるんだね!」
茨「はぁ」
当の本人は黙ったまま自分の後ろに居る
茨「なんか騒がしいですけどお気になさらず。話しかけられたら答えれば良いですからね」
『かしこまりました』
日和「ねぇAちゃん、好きな色ってある?」
『好きな色、ですか』
日和「こんな感じのが好き〜みたいなものでもいいね!」
以前、好みがないと言っていた
色くらいはありそうだが
『好きな色と言うのはありません』
日和「えぇ〜!じゃあこれとこれならどっちが好き?」
『どっち・・・』
悩んだ末
『七種さまはどちらの方が好みですか?』
自分に投げてきた
茨「いやぁ、あなたに聞いているので自分がここで何か言うのは無粋かと!」
『ですが、私では決められませんので』
凪砂「私はこっちの方が好きだな、優しいAさんによく似合うと思う」
ジュン「俺は逆にこっちですね〜、可愛らしいのも似合うんじゃないッスか?」
日和「あとは茨の判断で良いんじゃない?」
茨「はぁ」
そんな事を言われても、どちらが似合うかなんて自分に決める権限があるのか
それに自分の好みのものに空野Aを着飾っていると解釈されてもおかしくはない
茨「自分は・・・閣下の選んだ服の方が良いかと思います」
日和「じゃあこっちにするね!あ、でもこっちのAちゃんも見てみたいからこっちも買ってあげるね!」
選んだ意味は??????
殿下に心の中で突っ込む
その後も服を何着か買った
可愛らしいものからシンプルなもの、デザインが少し今着ているものと似ているもの
コートなどのこれからの時期に必要なものも購入
『あの、そこまでしてもらうのは』
日和「僕達が好きでしているのだから別に構わないね!お金は茨が払っているのだし、その分いつもの業務でお返しすればいいね!」
一気に捲し立てるのは殿下らしいと言えば殿下らしい
でも何にも乱されることの無い空野Aを見ることは新鮮だから、このままにしてしまおう
茨「こう言ってはなんですが、主からの貰い物は喜ぶものだと思っていました」
『・・・そうですね』
何でそんなに浮かない顔をするんですか
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
54人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ほたる | 作成日時:2020年8月10日 21時