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6 . 出会い ページ7

磯村さんと出会ったのは、私が働いているテレビ局のカフェ。



「 お疲れ様です。あの、コーヒー、貰えますか?ブラックで。 」



最初に話しかけてきたのは磯村さんだった。


撮影の合間に来てはいつもブラックコーヒーを頼んで、カウンターで 5分 ほど私と喋って現場に戻っていく。


店員と客 の関係で、それ以上でもそれ以下でもない。


ある日、彼が仮面ライダーゴーストでアラン役を演じている現場にケータリングスタッフとして駆り出された。


.


『 みなさんお疲れ様です。温かいコーヒーなど用意してます。』


「 あ、宮国さんお疲れ様です。」コホ


『 磯村さん、お疲れ様です。お風邪ですか?』


「 最近喉が痛くて… コーヒー貰えますか? 」


『 もちろんです。今入れますね、お待ちください。』


.


彼は話を聞いてた限り何事にもストイックで風邪なんかひかないと思っていた自分がいて少し驚いた。


.



『 最近とても寒いですもんね。 もし良かったらのど飴あるのでご一緒にどうぞ。…よし、こちらホットコーヒーです。熱いのでお気をつけください。』


「 わざわざすみません。僕も風邪ひくなんて思ってなくて… のど飴頂きますね。 コーヒーとのど飴、ありがとうございます。」


.


そう言って軽く頭を下げた磯村さんはスタッフの方の方へと戻って行った。


お節介じゃなかっただろうか。


.


「 すいません、コーヒーくださーい 」

『 はーい ありがとうございます』


.


他の演者さんにもコーヒーを入れる。


そういえば、磯村さんの演技をちゃんと見たことないな。


後で時間あったら見に行こう。



−−


一段落着いたあと、撮影が再開したのでその場を片付けて邪魔にならないところで見ることにした。


みんなかっこいいな。


真剣に演技に取り組んでて凄い。


でも、何故かその時磯村さんの演技にすごく惹かれて目が離せなかった。


コミカルな演技のシーンだったけどすごくその役らしさもありつつ本当に磯村さんも楽しんでいて言葉では表しにくいが、表現のしかたが上手だなと思った。



その日を堺に磯村さんのことに興味を持ち出演されている作品に目を通して、彼がお店に来たら感想など話すようになった。



話してるうちに彼もカメラを趣味でやると知って私の写真も見せて感想を教えてもらったりして、会った時は コーヒーを飲みながらお互いを高め合い、意見を交換する そんな日が続いた。

7 . 〃→←5 .



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琴音 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜遅くにいきなりすみません...。 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2019年4月18日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沙奈 | 作成日時:2019年4月17日 21時

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