悪童様に愛を謳う

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観客「おおおお！！誠凛！第3Qが嘘みてーだ！徐々に…けど確実に差が縮まってる！」

リコ(確かに差が縮まってる。けどまだ攻撃力が足りない！もう一押しするためにも、お願い！日向君！)

バシッ

降旗「決めてください！主将ー！」

ガッ！

小金井「あー！！！」

伊月(外がないから霧崎第一も中を重点的に守ってる。だからパスが通るようになっても波に乗り切れない！やはり日向の3Pがないと！)

花宮「ハァー…守るだの信頼だの心底ウザってぇ全部ぶち壊してやらねぇと気がすまねぇ！」

A(あ、リコちゃん立った。でももう遅いよ。花宮君怒ってるし。木吉は満身創痍。壊れる寸前って感じだしね)

花宮(まずはお前だ木吉…そのヒザぶっこわしてキレイ事二度と言えなくしてやるよ)

A(ドキッ)そんな歪んだところも好き///)

古橋「ゾクッ」

ビーッ

『誠凛タイムアウトです！』

リコ「話すことはいくつかあるけどその前に…限界ね…交代よ鉄平」

木吉「…なっ！！ちょっと待てよ！もう少しなんだ！それに今抜けたら…」

リコ「ダメよ。去年と同じようなことが起きるくらいなら…恨まれる方がマシよ！」

木吉「…リコ」

A(出てりゃいいのに…)

黒子「ボクも賛成です。ボクに兄はいませんが、守ると言われた時お兄さんみたいだと思ったし、嬉しかったです。だから、この先も守ってほしいし、この試合これ以上ムリしてほしくない」

木吉「ッ」

日向「あーッ！じれってぇ！あとは任せろってんだよ!!大人しくすっこんでろ!!オレたちが約束破ると思ってんのか！？」

木吉「あぁそうだな…スマン。あとは…頼む。」

日向「あたりめーだダァホ。いい子にして待ってろ！WCの切符もって帰ってくらぁ」

A(ほんとにいい子ちゃんたちばっかなんだなぁ。まぁ私の推しは一人もいないんですが…)

日向「Aも、んな浮かない顔してんな。勝ってくるからよ」

A「あ、え、はい…」

木吉「大丈夫だってA！日向たち信じて待とうぜ」

A「…」

若松「しっかし、入んねーなー。今日の日向は、1番欲しいときに不調とはよ。どう思う。桜井」

桜井「いつもより肩に力がはいってますね。入れ込みすぎというか…繊細なタッチが必要な3Pシュートは基本水物です。どんなにいいシューターでも入らない時はとことん入らない。こともあります。」

若松「だからそれじゃマズイんじゃ…」

桜井「逆に入りだしたら止まらない特に彼はそーゆータイプです。」

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