悪童様に愛を謳う

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リコ「交代…！？どういうこと？？まさか今よりタチの悪いラフプレーをするやつとかじゃないでしょうね！」

A「それはないですよ」

リコ「え？」

A「それはないです。」

リコ「なんで…」

A「なんでもです。見てたら分かりますよリコちゃん」

リコ(やっぱり様子がおかしいわ。でもそんなこと気にしてる暇はない！それに今…)

桜井「花宮さんが指示を出してましたね霧崎第一の監督はずいぶん花宮さんを信頼してるんですね…」

今吉「ん？あぁちゃうちゃう。あのオッサンはただの顧問や」

桜井「…え？」

今吉「何があったか知らんが、監督は去年辞めとる。今はアイツが主将と同時に監督も兼任しとる。」

桜井「え？」

今吉「ま、そういう意味では誠凛と似とるな」

ビーッ！！

『霧崎第一メンバーチェンジです！』

瀬戸「おっといかん。そこのワックスとってー。」

A「出てきましたね？リコちゃん」

リコ「う、うん」

瀬戸「よしっ目覚めたぜ」

原「いつも思うけどその髪型はないっしょ」

瀬戸「うるせぇなデコ出してねぇと頭回んねーのオレァ」

原「で、そのボタン押せばいいの？」

瀬戸「ホクロだから」

原「あとその被せてくるのなんとか」

瀬戸「なんない」

花宮「準備はいいな…いくぞ」

ワァァァ

バチンッ

降旗「ナイスリバンッ」

観客「誠凛反撃！！おおおー！速い！」

木吉(どういうことだ…とりあえずまだ断言できないがこのＣ、パワー型じゃない力だけならさっきの12番の方が上だ)

バチッ

伊月「あっ！！しまったスティール！！」

日向(伊月が！？)

シュッ

観客「速いー！電光石火！！」

日向「ドンマイ伊月！！切り替えろ！！」

伊月「あぁ」

リコ「…」

瀬戸「おーおー強気だなー」

バシッ

日向「なっまた！？」

観客「スティール！？まただ！カウンター！何やってんだよ誠凛！！」

リコ「伊月くんが2度も！？ありえない！」

古橋「悪いがもうお前たちが点をとることはないよ」

日向「何！？」

古橋「お前たちはもうクモの巣にはまってる。あとはジワジワなぶり殺されるだけだ。」

日向「！？」

桜井「なんかあの選手が出てから4番のスティールが増えましたね」

今吉「アイツは天才やからな」

桜井「え…！？そりゃあ無冠の五将ならやっぱり…」

今吉「ちゃうそーやない！頭の話や。アイツめっちゃ賢いねん」

桜井「へ？」

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