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傘。 ページ15

そして、いつものキャンパスライフに戻る日が来た。

故郷に別れを告げ、また来る約束をする。

妖怪たちにも、涼しく手を振る。

列車に乗り込むと、なかなか田舎らしく空いていた。

「………はぁ」

ニコニコ顔をリセット。

『また顔が死んでるよー』

画面から貞子を出し、向かい合った席に座らせる。

「そりゃ死ぬわ……重いのなんの」

俺の疲れの原因は…。

『いやぁ、すみませんね。私まで連れて来てもらっちゃって。こうなれば都会で熱い恋を見つけますよ!!』

べらべら喋る日本人形。

『菊与さんも一緒に来れて良かったよぉ』

俺の部屋が狭くなる…。

そしてうるさくなる…。

『あ、雨だ』

『えー!し、湿気は嫌いなんですー!』

うるせぇ!

本当、個室で良かった。

特急列車は雨の中を突っ走る。

「傘ねぇんだよ…」

『あるよ』

「まじか!?」

『ほれ』

背後から、ぬっ、と出てきたのは、ビニール傘。

……じゃない。

『現代風ビニール傘お化けさんだよ(ドヤァ』

……………。

ばっ、と開く。

『ども、唐笠改めビニール傘お化けっス』

俺は無言で傘を畳んだ。

ラップ現象。→←思い出。



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ましゅまろほいっぷ(プロフ) - お返事頂けなかったので、執筆を続けさせてもらいます (2013年8月19日 22時) (レス) id: b1bbb062d4 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろほいっぷ(プロフ) - たさん» あと、個人的なのですが、呪怨と貞子って関係ありましたっけ。私が知らないだけかもしれませんから、関係ありましたら是非教えていただけませんか(*^^*) (2013年8月10日 20時) (レス) id: b1bbb062d4 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろほいっぷ(プロフ) - たさん» では、この小説を非公開または削除という処理でよろしいでしょうか。た様だけでなく原作ファンの皆様に失礼なことをしてしまったのは恥ずべきこと。た様の思ったように処理致します。 (2013年8月10日 19時) (レス) id: b1bbb062d4 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろほいっぷ(プロフ) - たさん» 不快な思いをさせてしまい申し訳ありません。原作小説は読んだ上執筆しておりましたが、やはり原作に失礼な内容だったようですね。ご指摘ありがとうございます。 (2013年8月10日 19時) (レス) id: b1bbb062d4 (このIDを非表示/違反報告)
- 原作レイプとはこのことをいう・・・・・・・リングや、らせんさ呪怨などを見て貞子を勉強した上で書いて下さい。貞子も悲しいんですから (2013年8月10日 4時) (レス) id: 2f61fd7c47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ましゅまろほいっぷ | 作成日時:2012年8月28日 19時

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