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30.道連れデート ページ30

Aのメールアドレスを眺めて早数日、

送らなくても日曜には会えるし
そこでたぶん服も返ってくるし

もうこれ、スルーして良いよな?

どういう流れで俺が必要なのかもよく理解できねぇまま
「お前はあのビッチ担当な!」と1人調子に乗ってる兄貴について行く俺のメリットを教えてくれ。






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1週間後の日曜日


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行き先は「六本木ヒルズ」←女側の要望

俺らすげぇ場違いな気がする。

六本木の観光名所ではあるけど
地元住民だからこそ、あまり特別感もねぇし用もない。


ビッチと電話しだす兄貴↓
「蜘蛛の下に集合な」
「蜘蛛って何?」
「来たら分かるよ、今日Aちゃんはちゃんと来てる?」
「…ギリギリ」




「竜胆ー、Aちゃんやっぱギリギリらしい〜」
「俺もギリギリだから帰っていい?」
「だーめ」

笑顔で否定する時の兄貴は怖い。


「あ!蘭さーん!」 笑顔で遠くから駆け寄ってくる女子。
「きたきた、ビッ…ユメちゃ〜ん」
「俺、はじめてビッチの名前知ったわ」小声
「お前はユメちゃん担当な!空気読めな」小声


「遠くからでも目立ちますね!さすがカリスマっ」
「ありがと〜」
「弟さんもほぼ初めまして、私ユメです。で、こっちが…」

「おはよーございまーす…」
先輩の後ろで隠れ気味にこちらを見る。

「無理やり連れてきた私の後輩のA」
「えー、Aちゃんもっとこっちおいでよ〜見えないよ?」
とユメの後ろを覗き込む兄貴。


ゾワッと体が硬直するAに


兄貴、それは逆効果だと思う…
と思わずにはいられない竜胆だった。

31.蜘蛛→←29



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NA - 面白かったです!!!! (2022年12月18日 21時) (レス) @page47 id: 9c547ad202 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:トム | 作成日時:2022年6月19日 22時

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