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「チェルベッロ機関は門外顧問の俺も聞いたことがねぇぞ。そんな連中にボンゴレファミリーの未来を決めるようなジャッジを任せられるか」
「意義は認められません。我々は９代目に仕えているのであり、あなたの力の及ぶ存在ではない」
「何ッ――！？」
「んまあ、残念ね〜」
「本来、８種類とのハーフボンゴレリングはボスの持つ１組と門外顧問の持つ１組、計２組存在し、跡継ぎの式典の際に９代目と門外顧問の２人が認めた８名に２組のリングを合体させた完全なるボンゴレリングの状態で継承されるものなんです」
「ですが今回異例の事態となってしまいました。２人が相応しいと考える後継者たちが食い違い、それぞれが違う人物に一方だけを配ったのです」
「すなわち９代目が後継者と認めたXANXUS様率いる８名と、綱吉氏率いる８名、真にリングに相応しいのはどちらなのか。命を懸けて証明してもらいます。場所は深夜の並盛中学校、詳しくは追って説明いたします」
「え！？ 並中でやんの！？」
「それでは明晩１１時、並盛中でお待ちしています」
「「さようなら」」
別れの言葉を告げてチェルベッロ機関は去っていった。
「ちょっ、まって、そんなっ！！」
XANXUSが再びツナを睨んでからヴァリアーは去っていった。
「…………」
「A姉？」
「……ん？ どうしたの、フゥ太君」
「何だか怖い顔をしてたから……大丈夫？」
「大丈夫だよ。ツナ、ここでしゃがみ込んでいてもしょうがないよ。ひとまず帰ろう」
「う……うん……」
「下風、夜遅いから送るぜ」
「ありがとう、山本君。でも雲雀先輩が来てくれるみたいだから大丈夫」
「そっか！ でもヒバリが来るまで１人でいるのも危ないだろ？ さっきの奴らのこともあるし」
「それもそっか」
そうして雲雀が来るまで山本に一緒にいてもらうAだった。
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作者名：うがつ | 作成日時：2022年9月22日 23時
