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放課後、一度ツナの家に寄り、リボーンたちにチョコを渡してからAは応接室に戻ってきた。
応接室で本を読んで待っていると、予想よりも早く雲雀は応接室に来た。
「雲雀先輩！」
ぱたぱたと雲雀の方に駆け寄り紙袋を手渡す。
「ハッピーバレンタインです！ 雲雀先輩！ 甘いのが得意じゃないので雲雀先輩のだけ特別製です。甘さ控えめのガトーショコラです！」
饒舌なAを見るが、Aがイベントが絡むと饒舌になるのは体育祭の時点で分かっている。
「うん、甘いのは好きじゃないけど君のなら食べていられるかな」
「本当ですか！ ふふっ、嬉しい。ホワイトデー期待してますからね」
そう言ってAはしばらく応接室で過ごしてから帰るのだった。
「ホワイトデー、ね」
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作者名：うがつ | 作成日時：2022年9月18日 16時
