【REBORN!】調整役とやらに選ばれました【未来編】 (ページ4)

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アルコバレーノページ4

カレーを作り終え、ツナたちを待っているハルと京子。

「はひ、Aちゃん？」

「ごめんね、少し席外すね」

どこか体調が悪そうなAはふらりとキッチンを後にした。

「恭弥さん……」

Aは廊下に力なく座り込む。

「やっぱりお前にとってもノントゥリニセッテは有害なんだな」

座り込むAの前にリボーンが立っていた。

「……うん……私は特殊だから、リボーン君や他のアルコバレーノとは違って少し耐性があるけど、それでも苦しいんだ。今の私の世界はボンゴレのアジトと風紀財団の研究施設だけ。外なんかずっと出てないよ」

「そうか」

「多分もうそろそろ私の番だと思うんだ。根拠はないけど、そんな気がするの。正直な話、今の私より１０年前の私の方が戦えるよ。でも、１０年前の私も今の私も条件は変わらない。外に出ちゃいけないんだ」

ジャンニーニにノントゥリニセッテを弾く特殊な衣服を作らせてはいるが、それでも条件は厳しい。

「京子とハルにつらそうな姿を見せたくないのはわかるが、お前が来ねーと夕食が始まんねーんだ」

「あはは、なら早く行かないとだ。風紀のみんなには連絡してあるからこっちでご飯食べるよ」

久しぶりに騒がしい食卓に、Aは自然と口角が上がった。